エンジンオイル選びは指定粘度を基準に….

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バルボリン5w30 エンジンオイル

車のメンテナンスの基本であるエンジンオイル交換。どんな車に乗っていようがエンジンを積んだ車である限り、定期的に交換しなければならない。

エンジンオイルの種類は様々で1L3,000円するものもあれば500円程度で買えるものもあったり、ピンキリだ。

エンジンオイルには粘度もあり、硬いオイルから柔らかいオイルまで、こちらも多くの選択肢があって購入時に迷わせる。みなさんもよく知っているはず。

私はオイルには詳しくなく、ただなんとなく良さそうだからとか、メジャーだから、とかそんな理由でオイルを交換し続けて10数年。

ただなんとなく交換するだけではなくて、もう少しオイル交換について何かしらの基準があってもいいのではないか?自分の車に最も合っているベストなオイルがあるのではないか?

そう思い、今までほったらかしだったオイルについて少し調べてみることにしました。

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エンジンオイル選び

指定粘度を基準に考える

モービル10w40

例えば私の所有しているキャデラックDTSとソニカは指定粘度は5w30。これは車両の取扱説明書に記載がされている。車を中古購入して説明書が紛失してしまっている場合でも今ならネットで調べればすぐにわかる時代。

エンジンオイルを交換しようとオートバックスやイエローハット等の量販店へ行くと様々な種類の様々な粘度のオイルがズラッと並べられている。一体どのオイルがいいのか迷ってしまう人も多いかと思う。

まずは指定粘度を基準にオイル選びを考えるのが基本とのこと。そのときお店に売っていた安売りオイルが指定粘度と異なる場合、安易に購入しないよう気をつけよう。

 

エンジンオイルポンプ吐出量を考慮

この指定粘度を基準に考えるということには理由があって、その車のエンジンに搭載されているオイルポンプの吐出量を考慮して、基本的には大きく指定粘度から外れない硬さのオイルを入れてあげる。というもの。

通常、車のエンジンオイルはエンジンを切ってある状態だとオイルパンにオイルが溜まる仕組みになっている。(例外もある)

知っている方も大勢いるとは思うが、エンジンオイルはw側が寒いときのオイルの硬さを示している。5w30であれば5wがそれにあたる。

0w30>5w30>10w30

と、上記のようにw側の数字が低い程、低温度時はオイルが柔らかい。

そしてエンジンをかけたとき、オイルパンにあるオイルをポンプが吸い上げてエンジン全体に行き渡らせるという仕組みになっているのだけど、5wが指定の車に15wや20wのオイルを入れるとポンプに負荷がかかって十分なオイル量をエンジンに供給できないおそれがあるという。

〇w〇〇というw側の数字はその車が持っているオイルポンプの吸い上げる能力でもある、ということ。

なのでわざわざメーカー側が説明書にオイル粘度の指定を記載している。という話だ。

あくまでも可能性の話であって5w→20wにしたからといって直ちにエンジンが故障して動かなくなるわけではく、ある程度は設計時に余裕を持たせてはいるだろうけど、そこは設計者の意図をなるべく汲んだほうがいいように思う。

メーカーはそのエンジンのベストな状態を出せる指定粘度を指示しているはずなので。

過走行車、例えば10万kmを超えていて指定粘度のオイルではなんとなく低速トルク不足気味、エンジン音がなんだかガシャガシャうるさい、新車時と比べたらフィーリングが荒々しく雑な回り方になった….

こんなときには少し硬めのオイルを入れてあげると良いとされている。その場合はこの限りではない。

ただ硬すぎるとレスポンスの低下や上記のようにエンジンにも良くない結果を招くので注意。

 

オイル粘度は後半の数字を見る

オイル漏れには硬めのオイルを入れると漏れが止まる、10万kmを超えた車は指定より硬めのオイルを入れる….

「硬い」オイルを入れる。とはどういうことなのか?

過走行の車ばかり乗ってきた私は今まで指定粘度のオイルを入れた記憶があまりない。5w30に対して10w40が多いだろうか。

今のDTSにはオイル漏れ対策として20w50の鉱物オイルを入れている。これだけ数字が高ければオイルは漏れないだろうと安直に考えていたのがそもそもの間違いだった。

粘度指数の硬いオイルとは後ろ側、〇w〇〇の「W(ウインター)」より後に来る数字を指す。

「W」より後ろ側にくる数字は油温100度のときの動粘度で、実際に車両に使用してオイル温度が上昇したときのオイル硬さとなる。数字が大きいほど硬い。

要するに5w30から粘度を上げようとして10w30にする、という考えは間違い。油温が高いときはどちらも動粘度は変わらないから。プロのメカニックの方でも誤解されている方が多いのだとか。

なので私がチョイスした20w50もイタズラに低温側の粘度を上げて始動性を犠牲にしているばかりか、上でも書いたように低温時に硬いオイルなのでポンプがきちんと吸い上げてくれず、始動時にオイルが満足に潤滑されず摩耗を促進させてしまってエンジンを痛めたりする可能性もある。

オイル粘度を上げたければW側はそのままに、5w40や5w50、0w40なんかもアリ。

上記の画像モービル1はこれまでDTSにずっと使ってきたオイルで、オイル漏れ対策の為に切り替えてしまった。実はこの0w40のチョイスで間違っていなかったかもしれない。

 

オイル屋さんのHP

今回調べたことの多くはここのブログで大いに勉強させていただきましした。

ナロード・オイルカフェ

個人で営んでいらっしゃるエンジンオイル専用のショップさんで、エンジンオイルのかなりコアな話題に触れている。今の私では難しすぎてついていけない部分もあってかなり読み応えがある。

今日もこれから読み進めようと思っています。皆さんもぜひ。

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