私はいつもオイル交換は最寄りのカー用品店で行っている。普段はディーラー任せな愛車はオイル交換だけは時間をとられず、サクっと終わらせることができる地元のオートバックス等を利用している。
ある日、持ち込みでエンジンオイル交換をしに行ったところ、持ち込み量の半分しか交換されなかった。だがオイル量を測るレベルゲージを確認したところFULLまで入っている。
これは一体どういうことなのか?
「7本」持ち込みで「4本」しか使用されず
明らかに少ない
敬意としてはこう。1本946mlのボトルを7本持ちこみ、(USA製のエンジンオイルだったので数量は1クオート換算)オイル交換作業開始。エレメント交換は無し。
エレメント交換有りで7.1リットルのオイル量が指定されている車両に対し、4本しか入れられなかった。すると4リットルも入れられていない計算になる。
明らかに少ない。少なすぎる。しかし作業終了直後のオイル確認作業ではFULLまで入っていることを私も確認している。
これは一体どういうことなのか?もしや全部抜けきらなかったのではないか?
そう思ったのは自宅に帰ってからのことだった。余ったオイルは持ち帰りますか?程度の事しか説明を受けず、その場はオイル余るはずないんだけどなあ….まあいいか。という程度にしか思わず、詳しく追及はしなかった。
余りオイルは持ち込んだダンボールに入れられていた為、パッと見では何本使用されていたかわからず、後々になってこのような事態が判明した。
1番気になるのは4本入ってFULLゲージまでオイル量が読み取れるということは、新しいオイルと古いオイルが混ざっているのではないか?ということ。
翌朝改めて見るとFULLを超えていた
翌朝、仕事場で何気なくオイル量を見てみるとゲージのFULLラインを大幅に超えていた。2~3cmは越えてていたと思う。
昨日見たときはFULLだったのに….。オイル量を確認したときはエンジンがかかっていたのかもしれない。もしくはエンジン停止した直後だったのか。どうもその辺りの記憶が曖昧で思い出せないのだけど、多く入れられてしまったのは確実。
どうしてこうなってしまったのか….原因はオイルを完全に抜ききらなかった作業員なのか、レベルゲージの正確な読み取りができなかった為なのか、あるいはその両方か….。
いずれにしろ、オイル量確認を一緒に立ち会っているだけに私も多少落ち度はあった。あのとき余りオイルのことに関して言及していれば….。
余りオイルが3本も残っている現状、新旧オイルが混ざって入っていることは確実。なんとも気分が悪い。再度オイル交換を行うのは勿体ないし、何しろNC81を添加してしまった為、もう安易に交換はできない。再交換するにはオイルとNC81を新たに用意する必要がある。
非常に悔しいけど、次回の交換までこのままいくしかない。
エンジンオイルは、モービル0w-40とシェブロン20w-50がおよそ半々位の割合で入ってしまっている状態になってしまった。
オイル量の確認は各社のマニュアル支持に従うこと
オイル量が多いとどうなるか?
これまで私はオイル量にはあまり気を配っていなかった。1リットル多めに入ろうが全く気にせず、これまで過ごしてきた。むしろ少し位多く入っていた方が潤滑、冷却の観点では有利なんじゃないか?とすら思っていたほど。
しかし今回あまりにも多めにオイルを入れられていたことによって色々な弊害を身をもって体感することができた。
1つはフィーリングの悪化。アクセルを踏み込んでもなんだか重たい感触。2つ目はそれに伴っての燃費の悪化。これはほんの少しの悪化ではあったけど、(瞬間燃費計での数値)悪くなったことには違いない。
そしてこれは確証はもてないのだけど、オイル漏れが悪化したこと。
今回のオイル交換実施後、交換前と後を比べると交換後にオイル漏れが悪化した。理由はわからない。しかし一気に多量の漏れへと発展してしまった事実だけがある。
これはさすがにおかしいと思い、自分で手動オイルチェンジャーを使い、画像のような目盛りまでオイルを抜いた。抜いた数量はおよそ3リットルを超える程で3リットル以上、4リットル未満といったところ。
原因として完全な推測ではあるけど、オイルを多量に入れてしまったことで普段オイルが漬からないところまでオイルが充填されてしまい、その部分がたまたまシールの弱くなってしまった箇所であった為に、圧がかかったときに一気に漏れ出してしまったのか….。
オイルの入れ過ぎによって漏れが悪化した話はあまり聞いたことがないので確証はもてない。だけど私にはオイルが原因で一気に漏れが悪化した、としか思えない。
メーカー推奨エンジンオイル量点検方法
ここにマニュアルに記載されているエンジンオイル量の点検方法を記載する。
しかしこの方法はGM、キャデラックDTSのマニュアルに記載されているものであるので全ての車両にマッチするものではないことは付け加えておきます。
1.車を水平な場所に止める。
2.エンジンを停止し、オイルがオイルパンに戻るまで数分間待つ。
3.レベルゲージを引き抜き、きれいに拭く。
4.レベルゲージを1番奥まで再度差し込む。
5.レベルゲージを再度引き抜き、オイルレベルを点検する。
このとき、オイルレベルは網目模様がついた部分まで達していなければいけません。レベルが低いときは必要に応じてオイルを補充してください。エンジンの損傷を避けるために、オイルを入れ過ぎないでください。
と、上記のように記載されている。また、オイルレベルを点検するのに最も適しているのはオイルが温まっているときです。ともある。
マニュアルにもオイルの入れすぎには注意するよう促してあり、やはり入れすぎはエンジンに対して良くないようだ。
オイル量が少なく感じられても網目模様内であれば問題ない、とも読み取れる。このことから網目模様一杯までオイルを入れる必要性は薄く、半分程度に留めておいたほうが得策ではないだろうか?と思う。
オイル量を訂正に保つことでエンジンの能力を設計値まで限りなく引き出すことができるし、車両によっては馬力やトルクが変わってくるそうだ。オイルを多めに入れるより、ほどほどの量の方が冷却効率も高いとのこと。
みなさんも1度、もし気にしていたことがないのならオイル量に気を配ってみてはどうだろうか?私のように意外な発見に気づくかも?しれません。
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