キャデラックATSレビュー~機敏でコンパクト・新時代到来

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先日お伝えしたキャデラックATSのモニター当選。

2日にわたって約150km程ATSを試乗できたので、そのレビューをしたい。私は休日にはキャデラックDTS、普段の足・通勤にはダイハツのソニカに乗っている。DTSが1stでソニカは2ndカーという位置づけになる。

今までのメインとした車はどれも大きなセダンばかりで、乗り心地を重視した車ばかり。

ATSのようなサイズのセダンには乗る機会がなく、中々いい刺激になった。

上記のような観点でのレビューになるので、キャデラックATSの本質はとらえきれてないかもしれないけど、これから購入を考えてる人たちに、少しでも参考になればと思います。

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●外観

・力強さと繊細さがうまく表現されている

エッジの効いたラインはこれまでのキャデラックのデザインコンセプトとしては同じ。そこに今のセンスや新しい造形美を取り入れた感じ。

フロントの新クレストマークはプリント?で今までのようなエンブレムの作りではなかった。ちょっと安っぽい。車高は結構低い。乗り込むときに誰もがあ~低いなあ、って感じると思う低さ。

この塊感というかギチっと中身が詰まっていて、マッスルで力強いと言えば言いのだろうか、そんな2つの印象がスポーティセダンというのをうまく表現できているなあと。是非実車を見ていただきたいところです。

昔のアメ車を知っていればいる人ほど、このキャデラックATSには違和感を覚えるはず。何故かというとパっと見では「アメ車」というイメージ・雰囲気が漂ってこないからだ。これまでのアメ車のイメージを完全に覆している。

色々な友人・知人に見てもらったけど、みんなキャデラックとは思えない、と口をそろえる。日本車と変わらない、そんな人もいた。

それほどこのATSにはアメ車らしさ、というのがない。GMのこれからの車作りを示唆しているように思う。

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リアハイマウントストップランプの張り出しが迫力ある。最初は抵抗があったリーフなしの新クレストエンブレムもかっこよく思えてきた。

 

・走行性能

1.6トンのボディに276馬力のパワー、最大40kgのトルクはなかなか刺激的な加速をもたらしてくれた。

前述したように今までがコンフォート・乗り心地を重視した車ばかり乗ってきた為、尚更この車の加速力は強烈に感じた。

走行モードの選択も可能で、ツーリング、スポーツ、スノーモードの3種類から選択できる。

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体験したのはツーリング、スポーツモード。スポーツモードにすれば出足の立ち上がりが鋭くなり、一たび踏み込めば瞬時にエンジンが回って抜群の加速を生み出す。ハンドリングもグッと重くなってスポーツ感を演出してくれる。

アイドリングストップ機能も付いているあたり、グローバル展開を意識しているのが伺える。マグネティックライドサスペンションも装備しているけど、これはDTSと同じで普通の人ではどこでどのように効いているのかわからない。

走りの隠し味、のような感じに作用しているんだろう。

コーナーでも姿勢を維持したままスッと入っていき、抜けていく。これならライバルであるベンツCクラス、BMW3シーズとも互角、いやそれ以上に渡り合っていける。と、本当に思った。

走行性能とは別の話になるけど、最新のデバイス装備もキャデラックならでは。駐車などで後退するとき、障害物が近くにあるとシートがブルっと振動する。これは効果的に感じた。なんだ??と反射的に思ってしまう。

ロードノイズは耳障りだった。これは履いているタイヤがポテンザのせいもあって、静粛性はもう1つだった。

直進性があまり良くないのかステアで調整を繰り返さないとチョロチョロあっちこっちに行ってしまう。こういう車だと思えばそれまでだけど、もう少し改善の余地がある。

風切り音は静かだったけど、それだけに室内のガタピシ音が非常に残念。どこかでわずかにカタカタと音を立てている。これはマイナスポイントでした。

 

・乗り心地も上々

フロント225/40、リア255/35という異形サイズでしかもランフラットタイヤ。この扁平から想像するに乗り心地は結構ゴツゴツしたものかと思いきや、そうではなかった。

意外なほどにソフトな印象を受けた。ここが驚いた。車の剛性が高いのか?何がこの乗り味を支えているのかわからないけど、スポーツセダン、と銘打っているわりには乗り心地も上々。

ブレンボ社製のブレーキも抜群に効く。ピタっと止まる。

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●室内

・メーター周りがとにかくカッコイイ

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造形の話になってしまうけど、かなりセンスよく仕上がってると思う。ブルーイルミを主としたスピードメーターに液晶インフォメーションパネルが備わる。

インフォメーションの情報はステアリング手元のボタンで変更できる。

また、フロントガラスに時速・回転数が投影されるディスプレイも備わっていた。初めて体感したけど時速が瞬時にわかって、使い勝手がいい。

 

・ナビ周りはタッチパネル。「キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス」装備。(CUE)

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今キャデラックが推し進めているCUE(キュー)をキャデラックATSにも採用。

ボタンを押す、という概念ではなく、触れる。要はスマホだ。触れたときにわかりやすいよう、タッチしたときに一瞬振動がある。ナビ操作もタッチパネル方式で先進の装備を備えている。

ここはオープンすることも可能で、中にはスマホのワイヤレス充電機能を備えたスペースがある。

ナビはあまり使わなかったけど、画面がフリーズしたり動作が重くなる場面があった。この辺りは改善のポイントだと感じた。

特にナビ関連は慣れないと操作がやや複雑で、電子機器が苦手な方は最初は大変かもしれない。

 

・運転席は窮屈さを感じないがリアは狭い

普段広い運転席に乗りなれてしまっている為に、小さい車に乗ると窮屈さを敏感に感じ取ってしまう。

このキャデラックATSではそれがなかった。適度に広く、狭すぎない。ちょうどいいサイズ。シートのホールド性も良く、コーナーリングでも走りを楽しめる。

硬さは結構硬め。だけどそれがこのセダンの性格にもマッチしていて不満はなかった。だけどリアはいただけない。はっきり言って狭い。

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これで大人4人乗車で長距離ドライブに出かけたら疲れることは必至。私は身長186cmの比較的大柄な人間で、私がリアに乗るとかなり狭く感じる。ニースペースがほとんどない。こぶし1つ分もない。

画像のようにシートのクッション厚もペラペラなので硬い。長時間座ると疲れてしまうだろう。キャデラックATSはツーリングセダンと割り切って使用するのがいい。

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リアドリンクホルダーはひじ掛けに収納されている。一応トランクスルーも備わっている。室内はフルレザーで感触もサラサラしていて質感がかなり高い。どこを触ってもソフトタッチで、GMの力の入れ具合がわかる。

ドアトリムの造形は個人的に1番かっこよかった。レザーとスエード、木目のコンビネーションは美しさを引き立てている。

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トランクの広さはそこそこ。ここは特に不満はないだろう。

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興味本位でトランクにあるスペアタイヤスペースを覗いてみると….

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鉄板むき出し。「キャデラック」がこれでいいんだろうか??こういったところにつめの甘さを感じてしまう。よく言えばアメ車を忘れてないともとれる。

 

・エンジンルームはスペース有

さぞかしギッチギチに詰まっているかと思っていたら、思いのほかスカスカ。

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整備性は良さげ。エンジン下部、アンダーカバーの真上に何やらごつい部品が横たわってたんですよね。これはなんだったのか??アイドリングストップ絡みの部品だったんでしょうか??

 

・まとめ

今回キャデラックATSに乗れて本当に良かった。アメ車もここまできたか、という思い。

ベンツC、BMW3、を狙ってるけど人とは違ったセダンが欲しい。という人にオススメできます。まずは店舗に出向いて乗ってみて下さい。本当にいい意味でアメ車のイメージが覆ります。

走りもいいし、室内の質感も国産、ドイツ車顔負けの出来栄え。

GMが満を持して世に送り出したキャデラックATSはまだまだ発展途上。次のモデルでは更に完成度を磨きあげてくるでしょう。

今から期待してます。

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