車は経年による劣化で少しづつ本来の性能を維持できなくなってきます。
燃費が悪くなってきたとか、エアコンの効きが悪いとか、エンジンのフケが悪くなってきた、乗り心地が悪くなったなど、その感じ方や症状は様々。
それは車に装備されている電装部品も同じことで時間が経つにつれて劣化していきます。
ヘッドライトがチラつくようになったり、上記の燃費が悪くなる症状もスパークプラグの劣化やイグニッションコイルの不調が原因かもしれません。
車の電装部品は軽自働車も高級車も、修理するとなると多額の費用がかさむ傾向にあります。
なのでちょっと調子悪い、位では交換になかなか踏み切れないのが悩ましいところです。
そこで1度試してほしいのがアースポイントの清掃です。
やり方は非常に簡単で純正のアースポイントを外して、端子と設置場所を磨いて元に戻すだけ。
コレだけでヘッドライトのチラつきの改善、車のパフォーマンスが向上する可能性があります。
実際に私が試した車でアースポイントを磨いただけで燃費が1割伸びた車もありました。以下に私が試したことを記載します。
アースポイントを見つける
清掃するべきアースポイントは主にエンジンルームに集中しています。
雨風やエンジンルームの熱にさらされて汚れているからです。少し探せば簡単に見つけられるはずです。
リンカーンタウンカーの例。こんな感じで設置してあります。すでに清掃済み。
清掃ついでに電気の導通を接点スプレーなど吹きかけると非常に効果的です。
バッテリーのすぐそばにありました。ついでにバッテリーの端子を磨いて清掃するのも効果があります。
スバルR2のアースポイント例。バンパー裏にありました
。バンパーを外すことがあったのでついでに磨いておきました。
経費ゼロで効果抜群
やることはアースポイントを見つける。外す。磨く。元に戻す。
これだけです。お金は全くかかりません。年式が古くなってきた車程、効果が表れます。
私が確認した効果は
・ヘッドライトの照度アップ |
・燃費の改善 |
・ヘッドライトのチラつき改善 |
・オーディオの音質向上 |
・エンジンの静穏化 |
・アイドリングの安定 |
・マフラー音の変化 |
お金をかけずにこれだけの変化を感じ取ることができます。
DIY派のみなさんにはぜひ試していただきたいですね。
パフォーマンスの向上と聞けば少し語弊があるかもしれません。
新車時の性能に戻った。という言い回しが正しいかもしれません。
性能の低下は感じとれない位少しづつ、といった感じで、その低下した性能に体が慣れてしまって気づけないんですよね。
なので年式の経過した車程、効果が表れやすいのはそのためです。
電気の流れと仕組みは車にとってとても影響を与えるもので、サイバーナビが壊れたときも原因はアースの不良でした。
今話題のトヨタのアルミテープも静電気を剥離させることで空気抵抗をなくし、車の性能を100%発揮させよう。というコンセプト。
アースの流れを正常にする今回の記事とカテゴリ的には同じなんじゃないかと思います。
車と電気は切っても切れない関係ですね。
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