トヨタ・ブレイド。
デビュー当時のCMでは井上陽水のMake-up Shadowが流れ、
店頭に行けば力の入った販売がされていたイメージのブレイド。
確かダッシュボードにはアルカンターラ素材が使われていたような….?
そのブレイド、気になって中古価格を見てみたらとても安くなっている。
デビュー時の人気は続かなかったらしく、いつの間にやら廃盤に。
●小さな高級車
ブレイドは姉妹車、オーリスの高級志向という位置づけでデビュー。
ハッチバックながらも上質な塗装を施し、内装にも高級感が溢れ、
クラウンクラスのユーザーを取り込みたい、ととても力が入っていました。
実際私もデビュー当時に店頭で拝見しましたが、かなり高級感がありかっこよく感じたものです。
本革シートやアルカンターラ素材を使っていて、上級クラスのセダンと見栄えは変わりませんでした。
それに上位グレードに3.5リッターを持ってくるところが面白かったですね。
このクラスでこんなハイスペックエンジンは今までなかったので、冒険したなあって感じです。
全長4,260mm、全幅1,760mm、全高1,515mmのサイズは町中で乗りやすく、
室内も広いので遠出にもピッタリ。
V6・3.5エンジンではトルクも太くて静粛性も抜群。
何より故障の少なさはトヨタ車の売りの1つでもあって、維持もしやすく経済的。
今買うなら個人的には3.5をオススメします。
玉数自体は2.4の方が多くありますが、価格差が最上級グレードである、ブレイドマスターGと
それほど変わらないのです。
しかもどちらも100万程度あればかなり程度の良い中古車が、ディーラーから購入できるので、
ブレイド自体、今オススメの車です。
●新車時は高く感じたが、今はかなり手頃
ハッチバックにしてはかなり高すぎるイメージのあったブレイド。
なんといっても最上級グレードは300万を超えていましたから。
それが今では最上級グレードでも探せば100万を切っています。
中には走行5万km程で70万、なんて車両もあります。もちろん無事故車。
過去に実際試乗も少ししたこともあります。
本当に室内の雰囲気がマークX並みの質感で、オーリスの姉妹車とは思えませんでした。
静かだし、加速もジェントル。乗り心地もいい。室内も広い。
大人のハッチバック、という言葉がふさわしいなあと、そのときは思いました。
見た目も好きなデザインだったので、これは売れる!思ってましたけど、
やっぱり価格がネックだったのでしょうか。そのまま緩やかに消滅してしまいました。
デビュー当時気になってたけど、ちょっと高くて買えなかった、という方。
今なら狙い目です。
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