現在の足車のソニカを購入してもうじき半年になる。良く走ってくれるいい相棒だ。この車のヘッドライトはHID、フォグはハロゲンライト。前車のスバル・R2はフォグもHIDに替えていたので、どうにも暗く感じてしまう。ソニカのフォグもHIDにしようかと考えて、色々と物色しているところにLEDライトが目についた。
レクサスLSでヘッドライトとしては初採用されたこの装備だが、今では社外品も出回る程、一般化してきた感がある。思えばHIDも純正オプションで10万円を超えたり、社外品では工賃込で20万近くした時代もあったと聞く。技術の進歩は大したものだなあ~なんて、ネットの格安LEDバルブを見ていて感じてしまった。
これも何かのタイミングだ、と思って、フォグはこの格安LEDバルブに替えてみることにした。
●Amazonで約3,000円の安さ
LEDバルブについて色々と物色した中で、この製品にした。
購入価格は送料込みで約3,500円程とかなり安い。ヤフオクで売られている中華HIDバルブと同等かそれよりも安い。ちょっと気になる部分として、このパッケージ、もしかしてリンカーンMKSのヘッドライトなんじゃなかろうか??
まあそれは置いておくとして、安さからどんな粗悪品が来るものかと不安と期待が入り混じっていたけど、届いたバルブを見てみると中々よくできている。
バルブ本体の後方にある黒い物体は冷却用のファンが取りついている。LED素子の冷却用だろう。LED素子は大きなチップが付いていて、かなりの発光量が期待できそう。
このファンが取りついているタイプのLEDバルブはここ近年出回っている製品。小さなLEDチップがたくさん付いていて、そのチップの数で発光量を稼いでいるタイプのLEDバルブは昔から存在していたけど、これはなんだか暗いイメージがある。明るさは出ているけど発光量が少ないからヘッドライトバルブとして使うにはちょっと実用的ではない節があった。
このファン付きのLEDバルブは見ての通りファンが付いているために大型になってしまっていて、取り付けにスペースを確保する必要がある。幸いソニカは問題なくポン付けで大丈夫だったけど、あまりスペースに余裕のないような車だと車体側に一工夫が必要な場合もあるかもしれない。
●期待以上の明るさ
早速購入したバルブをインストールしてみる。
どうだろうか?ヘッドライトのHIDバルブと明るさはほぼ同等。いや、それ以上かもしれない。というレベルで明るい。写真では伝えづらいけど、間違いなく直視できない程明るい。HIDとは違ってLEDなのでONした瞬間から最大発光。ここが最大のメリット。特に軽自動車のフォグに使用した場合の不安定さ(チラツキなど)もLEDでは消費電力の少なさから、その心配は少ないと言える。ちなみに横に付いているライトセイバーのような物体はコーナーポールだ。(純正)
ここまで明るいとは正直思っていなかった。LEDバルブもここまで明るくなったのか、と本当に驚いた。HIDバルブよりは暗いだろうなあと思ってはいたけど、その予想は見事に外れた。エンジンをかけずにライトだけONするとLEDのファンが回っている音がわかる。ファーンと結構大きい音が出ている。ラジエターファンが回っているのかと思うほど大きい。エンジンをかけていれば気にならなくなるけど。
後は耐久性がどうなるか?という問題がある。装着して約半年、ほぼ毎日使っているけど今のところ不具合はない。というか、ここまで安かったらもし壊れても気軽に買い替えができる。このLEDバルブの構造上チップの向きがどちらか一方方向にしか向かないので、取りつける車種によっては正確な発光点が出なかったり、対向車に迷惑なライトのなりかねないので、その点は注意が必要かもしれない。
この安さなので、気になっている人は気軽に試してみてほしい。HIDとはまた違った感じが楽しめる。
コメント