今回私はDIYでのコーティングではなく、専門業者によるコーティングをお願いすることに決めました。
前回お伝えしたブログ内容は色々と下調べを行い、元々ある知識を深めた上でのコーティングに関するブログ内容となりました。参考になったかどううかはわかりませんが…。
そして今回私が選んだコーティングは「TTクリアーコーティング」というコーティング。
このコーティングを選んだ理由と、一体どんなコーティングなのか?今回お話しします。
TTクリアーコーティングとは?
ガラスコーティングではない
TTクリアーコーティングの特徴として、昨今流行りに流行っているガラス系のコーティングではないことです。
ではそのコーティングの成分は一体何か?と言うと公には自動車のクリア塗装と同じ成分でコーティングする。と謳われています。
研磨は極力塗装を削らない
コーティングをする前には塗装の磨きが必須になっていますが、TTクリアーコーティングはこの研磨方法にも特徴があり、オリジナルの塗装をなるべく削らず、それでいてキレイに仕上げる。ということをコンセプトとしているようです。
1度磨いてなくなった塗装は元には戻らず、永久に失われたままです。車を磨き続けると当然、やがてはクリア塗装がなくなってしまいます。
過度な磨きは行わず、ポリッシャーも研磨力の強いシングルではなくダブルアクションポリッシャーを使用して研磨を行います。
経年車は塗装にダメージを強く受けている個体も多く、そういった車両に過度な研磨を行うとイタズラにクリア塗装を薄くさせ、ベース塗料が見えてしまう可能性もなくはありません。
そんな塗装がデリケートな車両にはうってつけの研磨法と言えると思います。
最大の特徴は?
そのTTクリアーコーティングの最大の特徴は、コーティング成分が上記に記載したクリア塗装と同じ成分という部分です。
研磨で極力削らず、その代わりにクリアーを車両に「補充」することによって研磨で消しきれなかったキズを埋め、ガラスコーティングよりも被膜感の強いツヤツヤな美観。
この2点が最大の特徴と言えます。
何故TTクリアーコーティングを選んだのか?
単純な興味から
率直に申しますと私の単純な興味本位からきています。
今までの車もコーティングを施行してきましたが、全てガラスコーティングでした。
今回の施行車両はDTSですが、今までガラスコーティングだったので次は一風変わったコーティングを施行してみたい、と購入当初から思っていました。
そう思う中から下調べを進めることで、今回チョイスしたTTクリアーコーティングを知るきっかけになりました。
クリア塗装にこだわる点
TTクリアーコーティングは、他のどのコーティングよりもクリア塗装に重点を置いているコーティングと感じます。
マスタライズ研磨と呼ばれる特殊な研磨やクリアを補充するという考え方、オリジナルの塗装を残しながら美観を整えるというそのコーティングシステムが私の考えに合っていたといました。
以前から磨きすぎによるクリア塗装の痩せは危惧していて、その昔業者にコーティングをお願いしたところ、「クリア塗装がなくなる限界まで磨きました。」と納車時に言われ、それでいいのか?と疑問に思いました。
ボディを保護しているのはあくまでも塗装で、コーティングではありません。そのトップコートであるクリアの層を削るというのは普通に考えればかなりリスキーなことです。
それにクリアの層というのは新聞紙やサランラップに換算すると2~3枚分しかないと言われていて、とても薄いのです。
そんな大事なクリアをガシガシ削っていくことに抵抗を持っていたので、DTSはこれまで業者コーティングには持ち込みませんでしたが、TTクリアーコーティングの存在を知るようになってから、次回はこのコーティングにしようと決めていました。
そしてこのクリアを補充する、という施行方法ですが厳密にはクリアとは違う成分だそうですが、レクサスにも使われているクリア塗装と同じ成分ということで期待ができます。
もっと言うとクリア塗装というよりもアクリル樹脂に近い。とのこと。
汚れたら再試行が簡単
どんなコーティングでも時間経過と共に汚れます。
ガラスコーティングはデポジットや強烈なウロコ状の雨染み、洗車キズなどリセットしようとするとコーティング層の剥離→再試行しか手段がなく、ユーザーの金銭的な負担が大きくなってしまいます。
TTクリアーコーティングは自然と流れ落ちていくコーティング、とのことでそのとき汚れも自然と流れ落ちていくのですが、同時にコーティング層もなくなります。
そこでメンテナンスを施し、クリアを補充することで施行直後に近いツヤが復活できる。というシステムになっています。
余談ですがガラスコーティングは比較的汚れを取りこみやすく、不完全な商品が多い、ということでその裏にはコーティング業界のビジネスとしての気苦労が伺えます。
コーティング業も商売なので商品を販売しなければビジネスは成り立ちません。新しい商品をリリースする度にユーザーが気になるような謳い文句を掲げて販売し、
中には中身の伴わない大げさな宣伝方法に注力して売り上げを伸ばす方法も横行しているようで、実際はあまり良くないコーティング剤もあるそうです。
この辺りの話はあまり詳しく話すとマズそうなので控えますが、コーティング業も一筋縄ではない。ということでしょう。
TTクリアーコーティングを施行したらここでまた報告させていただきます。
TTクリアーコーティング施行後
全体的な感想としてはボディのツヤ具合はガラスコーティングの輝きではなく、どちらかといえばポリマーコーティング、ワックスよりの輝きです。
予想以上の輝き….とまではいきませんでしたが、やはり素人磨きよりはキレイな塗面になりました。
施行後は定期的なメンテナンスで施行直後の輝きを長く持続できます。
施行直後は若干水を弾きますが、それも時間が経過すれば弾かなくなるとのこと。親水状態になるようです。
店主のこだわりで洗車キズは全て消すのではなく、あまりキズを追わずに極力塗装に負担をかけないような研磨を心掛けているそうで、そうすることで次回もまた研磨ができるよう肌調整をしているそうです。
完璧にキズを消してほしい。という方はなんだかな、と思ってしまいますがこれも考え方で車を所有している内はどうしても洗車キズはついてしまいます。
どうせついてしまうのであれば….ということであえてこのような研磨を実施している、とおっしゃっていました。
研磨は塗装を削っているので、1度削った塗装は元には戻りません。
洗車キズが気になる人はいるでしょうが(私もそうです)、極端な磨きは塗膜を薄くしいたずらにダメージを与えかねない。ということは覚えておきましょう。
ここで施行後の汚れ具合など、定期的に報告します。
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