愛車、キャデラックDTSの車検をヤナセで受けてきました。
通算5回目の車検になります。すると製造から11年目の車両ということになります。
ディーラーは敷居が高そう、費用も高い、というイメージがあるかと思いますがこちらの記事でなんとなく雰囲気を掴んでもらえれば。
という思いで記載します。
キャデラックのディーラー車検
ヤナセ・芝浦で車検を受ける
キャデラックDTSの車検はいつもヤナセ・GM芝浦店に持ち込んでいる。
芝浦はヤナセの本拠地、総本山だ。
GMサービスを受け付けている建屋にはベンツ・アウディの販売店舗も併設されている。入口にはガードマンが常に配備されており、実際にはそうでもないけど「一見さんお断り」感がありあり。
リンカーン・タウンカー時代の元フォード営業の方から縁あってヤナセの現サービス長の方を紹介され、それ以来の付き合い。なのでもう5年近くになるだろうか。
ここにアポなしでいきなり車検の見積もりをお願いします、とは中々言い出せない。そんなオーラをかもしている。
車検を受けるには最初に税金分の金額を先に納めなければならない。DTSは¥81,330。(確か)これは基本的には分割払いがきかず、一括で支払うことになる。
そして店舗に車を預け、先に見積もりをしておいた箇所の諸々の整備費用を整備完了時に支払って車検は完了となる。
私はここでDTSを購入したわけではないので車検時の代車は貸し出してもらえない。
最初はサービス悪いなあとも思ったけど、そんなことをしていたら代車の数が足りなくなってしまう。
私みたいに他で車両を購入した人で車検だけお願いする、修理はここに入れる、といった方もたくさんいるだろうから、全ての人に代車貸し出しの対応をしていたら大変だろう。
というわけで、DTSを預けたら帰りは基本電車。最寄りの駅、JR田町駅まで希望すれば送ってくれる。
送迎車両として今はキャデラックCT6に乗ることができる。
このとき初めて現車を見た。やはりアメ車はこうでなくては、と改めて思わされた。他車を遥かに凌駕する圧倒的な存在感。これこそフルサイズセダン。
購入が現実的になるまでは少なくともあと5~6年はかかるだろうと思う。少なくともCT6デビュー時の車両が初回車検3年を終わる頃にならないと庶民には手が届かない。
いつかはオーナーに….という思いを胸に、愛車を預けた。
受け取りは約1週間後だ。
車両引き取り
車検・整備が完了した。との連絡が入り、ヤナセへと向かう。
幸い見積もり以外の追加整備の発生はなく一安心。前回はナンバープレートの交換を強いられ、急遽プラス約¥12,000かかってしまった。
その理由はDTSには自発光式プレートを取り付けていて、フロントのLED球が不灯となっていた為、交換しなければならなかった。
自発光式は発光しなければ車検NGとなってしまうようだ。私も知らなかった。
仕事を終え、リフレッシュされたDTSと早く対面するべく逸る気持ちを抑えながら田町駅へ。
ヤナセまでは徒歩で。
田町駅周辺は高いビル群が立ち並ぶ。いかにもビジネス街といった様相。
ビル群を抜け、バスケットコートまであるような大きな芝浦公園を横目に歩いていくとシボレー・キャデラック店舗が見えてくる。
ショールームには真っ赤なキャデラックXT5が飾られていた。かなりレアな色になることは間違いない。
客足はなく、営業マンもいなかった。残念だけど閑散としていた様子で、アメ車の販売が苦しいのがよくわかった。
キャデラック・シボレー店舗のすぐ先にヤナセ本社が見える。
横断歩道を渡るとすぐにアウディ販売店舗の横を歩くこととなる。キャデラック・シボレー店舗とは真逆で活気に満ち溢れていた。
入口のガードマンと軽く挨拶を交わし、メルセデスベンツの販売店舗の駐車場を奥へ奥へと歩いていく。
ズラっと並ぶ様々なベンツ。日本はドイツ車がやはり圧倒的なシェアを占めているなあと思わざるを得ない。
奥へと歩ききったところにようやくGMサービスが見えてくる。前々から感じていることだけど売れないブランドは端へ端へ、と追いやられているような気がしてならない。
料金支払い~車両受け取り
整備費用総額は¥121,140
内訳として検査基本料金、エンジンマウント交換、ミッションマウント交換、ワイパーブレードゴム交換、ブレーキフルード交換、となる。
明細書のスチームクリーンとはエンジンルームをスチーム洗浄してくれるサービスメニュー。
DTSはオイル漏れでエンジンルーム及び下回りが汚れているので、それらをキレイにしてもらう。
シートクーラー/ヒーターが効かないという問題、これについては後日記事に挙げていきたいと思う。エスカレードでも同じような症状があるので。
トランクルームからの異音について、これは原因不明だった。
燃料ポンプの故障を疑ったけど現段階では不具合なし。燃料ポンプの故障はアメ車ではよくあるので予防整備で交換しておいた方がいいのかもしれない。走行中にエンスト、という最悪の状況もあり得る。
この整備費用と合わせて前回支払った諸々の税金分とを合計すると今回の車検でかかった合計金額は¥202、470だった。
面白い話としてタッチペンが今はアメリカ本国から輸入制限がかかっていて輸入できないらしい。
タッチペンに含まれている何かしらの成分が最近日本ではNGとなってしまったようで、その影響を受けている、とのこと。
なので今は現在日本国内にあるタッチペンでなければ販売はできないらしい。希望するユーザーにはカラーコードを元に、自分達で調合して自作しているという話だった。
この輸入に関する事柄をクリアしなければ純正のタッチペンは今後国内では(個人輸入を除き)入手できなくなる可能性があるので、希望している人は早めに申し出た方がいいかもしれない。
そしてヤナセでは持ち込みでの部品交換は受け付けてくれないと思っていたけど、どうやら部品持ち込み交換もOKということだった。
ただしその場合、工賃は多少割高になってしまうらしい。
お客様の中には部品生産が終わってしまった車に乗っている方も少なくないので、そういったケースでは部品持ち込みをお願いして整備する事例もあります。と。
ただ前述の通り工賃が多少割高になってしまうのと、持ち込んだ部品には保証が適用できず万が一部品に不備があってもどうにもならないので、そこのリスクを承知の上で利用してもらいたい。という主旨の説明をされた。
部品持ち込みに関してはその都度、相談してください。ということだった。
車検完了後の愛車の調子はすこぶる良く、帰りに走る湾岸線で気持ちよくドライブが楽しめた。
ディーラー車検の感想
今回車検でかかった金額は¥202、470
マウント類を2つ、ブレーキフルードを替えてこの料金。高いか安いかは個人の判断によるものだけど、ディーラーという絶対的な安心感は何にも代え難く、それでこの料金は決して高いものではないと個人的にはそう思う。
このヤナセ芝浦GMサービスでは常連のユーザーにはスロットルボディクリーニングを無料で行ってくれる、という点もポイントが高い。(車種にもよる)
車検の点検・調整の段階でスロットルが見えてくるような車はついでに清掃している。とのこと。
こういった見えない部分でのサービスや車種によるウイークポイントを熟知しているからこその点検・整備は、ディーラーならでは。
ディーラーだからといって信頼性があり整備スキルが高いとは言えないけど、芝浦は本当に安心して預けることができる。
帰りの湾岸線でいつも調子が良く感じられるのはスロットルクリーニングのおかげ。
キャデラック、GM車に乗り続ける限りは私はヤナセ芝浦で車検を通すつもりです。
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