ある日ゲーム動画をyoutubeで見ていたところ、とある動画が目についた。
「ヘッドライトの黄ばみが驚くほど取れる!」
ライトの黄ばみはみんな気にしているのか…。
そういえばお隣さんもライトのくすみを気にしていたなあ…
と思いつつ、なんとなく気になってその動画を見てみました。
要点だけをピックして見ていたのですが驚きました。
ただ拭くだけで黄ばみが取れているその様に。
以前黄ばみの問題については調べていましたが、しばらくヘッドライトの黄ばみ・くすみ問題については掘り下げることなく
「磨いてウレタンクリアが最強」
という自分の中で答えが出ていたので放っておいたのですが、ここ数年でヘッドライトのケア業界?も様変わりしつつある様子。
スチームでキレイになったり、とかですね。
だんだんとヘッドライトを研磨することなく、キレイにできる技術が確立されつつあるのかなと。
それでも最強なのはウレタンクリアなのは言うまでもありませんが、
そこまで工程を踏むとなるとかなりの時間と労力を費やします。
やりたい気持ちはありつつも、そんな時間を捻出できる程の余裕はなかなかないのが子育て世代です。
拭くだけという手軽さに惹かれて興味が湧き、つい購入してしまったので試してみることにします。
ヘッドライトキレイ.comとは
黄ばみを溶解するシート
近所のイエローハットに買いに行ったところ、たまたま発見。
イエローハットになら置いてある。というネットの情報を頼りに行ってみたのです。
ちょっとマイナーな商品っぽかったので在庫がないかと心配していました。
価格は1,500円しない位。安いような高いような。
ヘッドライトキレイ.comはヘッドライトの黄ばみ、くすみを除去する商品です。
最近こういったネームのカー用品が増えてきた気がします。
ネット用語をもじってみたり、商品名が長文なカー用品もありますね。
ただ黄ばみを取るだけでいいのであれば、本来の用途とは少しずれますが有名なピカール、
または適当なコンパウンドを使って磨けば取れます。
コレに期待しているのは「手軽さ」なのです。
「ゴシゴシすることなく気が向いたときにパっとできたら…」
「子供を昼寝させて空いた1時間でヘッドライトをキレイにすることができたら…」
「洗車の延長でケアできたら…」
そんな製品を期待しています。
パッケージを見ると「たった2分で」「研磨剤フリー」
と記載があり、手軽さをアピールしているように見えます。期待が高まります。
箱を開けると小袋が3つ入っています。
他には何も入っていません。マニュアルはパッケージの裏側にあります。
随分と簡素なパッケージングに、もしかして輸入品かな?
と思っていたら「イスラエル製」だそうでその通りでした。
それぞれヘッドライトクリーニング用シート2つ、コーティング用のシート1つとなっています。
やり方はとても簡単で、クリーニング用のシートでヘッドライトを拭いてから、コーティング用のシートで拭くだけ。
ヘッドライト片側に1つのクリーニングシートを使うようで、コーティングシートは左右共用です。
本当にこれだけで黄ばみが取れるんだろうか?
動画では見ていましたが改めて思うと大丈夫かなと不安になります。
実際に施行するヘッドライト
ドナーとなるのはGP1・フィット。
ヘッドライト片側の劣化が進んでいて、少し黄ばんでぼやけた感じになっています。
実はこのヘッドライトは1ヶ月に1回程度、別の製品で黄ばみ・くすみをケアしています。ブライトフォームという物です。
購入してから6~7年は経ちますがまだ無くなりません。
やっと半分無くなったかな?というところ。
耐久性はあまりなく、2~3週間程でだんだん黄ばみ・くすみが戻ってきます。
このヘッドライトは全体的に白くくすんでおり、
ライト中心から下部周辺かけてコーティングが剥がれて白濁したような見栄えになっていて、
ライト上部はよく日が当たるためか最もくすみが進んでいます。
これを今回ヘッドライトキレイ.comで仕上げていきます。
一瞬で黄ばみが取れる
袋からシートを1枚取り出し、ヘッドライトに置いてみる。
すると置いた瞬間から何かに反応するように白いシートが黄色くなりました。
これは凄いと思いましたね。
一瞬で黄色くなったので。
そのままヘッドライトを吹き上げていきましたが、本当に拭くだけで黄ばみ・くすみが取れていきました。
以前使っていたブライトフォームも拭くだけでOKですが取れ方が強力。
おそらく黄ばみ・くすみを除去する成分を強めているのでしょう。
恐ろしい位にコーティングの劣化成分?ポリカーボネイト?と反応するようで、
それはそれで不具合が出ないかと心配になります。
ヘッドライトや塗装が溶けるんじゃないかって。それ位よく取れます。
取れたのはいいのですが、あんまりキレイとは言えない仕上がりになりました。
ヘッドライト上部のくすみは以前として残ったまま。というか悪化している。
全体的にも白く濁った状態でこのままコーティングしてもいいものか?
モヤモヤしながらコーティング作業に移りました。
コーティングでツヤツヤ
コーティングのシートを取り出し、そのまま拭いてみる。
その前にヘッドライトを水洗いしておきました。
マニュアルにはペーパータオルで溶けだした劣化成分を拭き取るとありますが、作業性が悪くスポンジでの水洗いにしました。
ペーパータオルは滑りが悪く、かなり拭き取りしづらかったのです。
水洗い後、コーティングを施すのですがここで激変。
さっきまで濁ったような見栄えのヘッドライトがまるで濡れたようなツヤ感に様変わり。
ワックスを塗ったような質感と言えばいいでしょうか。
ちょっと感動しました。
ここまでツヤツヤになるとは思わなかったので。
画像では伝わらないのですが、このコーティングの膜厚が結構あるのです。
コーティングのシートも袋から取り出したときに液剤でヒタヒタなのですが、
この液剤が美容液のような感じでほんの少し粘性があり、それが膜厚感を出しています。
膜厚を出すことでヘッドライト表面のガサガサした凸凹を埋めやすくし、平滑感を演出しているものと思います。
コーティングだけでも効果はある
フィットのヘッドライトは片側はそれなりにキレイなのでクリーニングシートは使わず、コーティングだけ塗布してみました。
合わせてメインの車であるキャデラックXTSの方にもコーティングだけ使用してみました。
コーティングシートは1枚しか入っていません。
ヘッドライト片側だけ使って捨ててしまうのは勿体なかったので。
これだけでもかなりキレイ感は出ます。
手袋は必須
ヘッドライトキレイ.comを使用するにあたって1つ注意してほしいことがあります。
ニオイはキツめです。
洗っても取れません。
そして肌が弱い方は多分手が荒れます。
園芸用のビニール手袋等用意した方がいいです。
人体の皮膚に少し影響がある位、強力な除去成分を使用しているようです。
私はコーティング成分が合わなかったようで、しばらく手の皮膚が突っ張った感じ?になってしまいました。
そんなに弱い方ではないのですが…おそらくコレ石油系溶剤を使っています。(ニオイから判断して)
メーカーHPにも保護手袋の着用を推奨している位なので用意できる人はつけた方がいいです。
ヘッドライトキレイ.com使ってみて
まずコスパはいいと思います。
実売1,500円前後で購入できるのはいいですね。
1番期待していた手軽さですが研磨の作業が必要ないという点は◎
黄ばみ・くすみもしっかり除去してくれます。
それほど高い物でもないので気になるのであれば1度は使ってみてもいいのでは?
ですがニオイとか肌荒れの危険性から保護手袋は必須の感じはするので、
思い立ったらすぐにできるというワケでもないのかな。
1回限りの使い切りタイプで保管はおそらく厳しい。
封を開けてしまうと乾いてしまいます。
表面の黄ばみ等しか除去できない感じはするので、
古くなってヘッドライト自体が黄変してしまったケースにはあまり効果がないのかなと思います。
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