キャデラックXTSの購入時からエアインテークホースの劣化が気になっていました。
エアフィルターから空気を取り込んでエンジンへ、この過程を通る部分のゴム製のホースです。
見た目からでもヒビ割れているのがハッキリとわかり、これ大丈夫なの?というレベルです。
ですが購入店、ヤナセでの点検の結果ではギリギリ大丈夫。ということで購入から早3ヶ月、放っておいたインテークホース。
だけどなんだか精神的に落ち着かない、実は微細な穴が開いているのでは?と1回思ってしまうと気になってしまって….
そこでこの冬休みの期間の間に交換してしまおうと思って今回交換しました。
エアインテークホースの交換方法
キャデラックXTSのエアインテークホースの劣化による破れは、経年劣化によって大体との個体も同じ症状になるようで、ヤナセによるとたまに交換することもあるとのこと。
独自の調べでは本国でも同様のケースが多く見られ、どうやらXTSの持病と言ってもおかしくなさそうだ。
他のGM車、キャデラックでもここの蛇腹部分が割れてヒビが入ったりするのであまり珍しいことでもないのかな。
結局は遅かれ早かれ、ゴムやウレタンの類は時間と共に劣化するのは免れないので交換することになるだろう。
これはアメ車、輸入車に限った話でもなく、国産車でも十分にあり得る話だ。ゴム製品の経年劣化と言えば代表的なのが足回りのブッシュ類、エンジンマウントなどがすぐに頭に浮かぶ。
通勤車であるソニカの先日の車検でも、タイロッドエンド等のブーツ破れが指摘されてこのままでは車検に通らない、ということがあったばかり。
ゴム製品はいつか交換するもの、と覚えておいてもよさそう。
話しを戻してXTSのインテークホースの交換方法だけど、レアな車であるが故にネットで交換事例を探してもまず見つからない。
だけどそれも日本に限っての話で英語で検索するなり、グーグルの設定をUSだけに絞ったりすればわんさか出てくる。
まあこのインテークホースの交換はやり方を検索などせずとも、初見でもパパっと終わらせることのできる簡単な作業なので問題はない。
①エアクリーナーのフタを外し、エアフロセンサーのコネクターも外す。
②閉めてあるバンドを緩め、エアクリのフタを引っこ抜く。
③スロットル側のバンドも緩めてインテークホース本体とブローバイのパイプを外す。
以上、実に簡単な作業で30分もあれば終わると思う。
私の場合、PCVバルブ?のホースは外した際にパーツクリーナーで洗浄した。ブローバイのオイルで汚れていたのでおまじない的に。
インテークホースを引き抜く際、とどめを刺してしまってビリビリと破れてしまった。再使用することはないので問題はないけど。
簡単に引き裂けたので本当にギリギリ、皮1枚というところで繋がっていたのだろうと思われます。
古いインテークホースは劣化による硬化が酷く、新品と比べてみると一目瞭然。全く弾力がない。樹脂成型品なんじゃないか?と思った位。
エラーが出ていないからといって侮るなかれ
このXTSを購入するとき、インテークホースのヒビ割れについては購入店舗より事前にヤナセのテスター診断でOKが出たので問題はない、と伺ってはいた。
改めて私の方でも独自にヤナセ芝浦に持ち込んで点検したときも問題はなかったので良かったのだけど、インテークホースの蛇腹部分もしくは他の場所からの穴、クラックによる2次エアー吸いについてはセンサーでも拾えない程、微量な空気を吸っているということもあるそうです。
エアインテークホース切損 発進時など息付き感 ステップワゴン
インテークホースの破れによる2次エアーの被害は発進時の息つき、もたつきなどの違和感が生じる可能性があります。
あまりにひどいとセンサーで反応してエラーで跳ね返すのでしょうが、微量の空気ではわからずに知らず知らずの内に車の調子が悪くなっている、ということもありえます。
新車の内はまず問題ないでしょうけど車齢10年近くにもなってくると前述したようなゴム類が劣化してきます。
特に中古車を購入したときなどはこういったゴム製品には注意を払いたい。
例えば中古車購入時、エンジンマウントが切れてしまっていても、こういうもんだろうとそのまま乗り続けることも少なくありません。お店側も結構見落としがちです。
時間があるときにでも、たまにはこういった部分の点検をしてみるのもいいかもしれません。
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