自動車の各種警告灯の放置は今後、車検に通らなくなる可能性が出てきた。旧車乗り、旧車とはいかなくともそこそこ古い車に乗っている方にとってはあまり喜ばしいニュースとは言えなそうだ。
この頃の車に対する安全性の意識の高まりから、車検の検査を行っている自動車技術総合機構はこのような対策を打ち出したようです。
エアバッグ・ブレーキ・ABS・原動機の警告灯はNG
ソースはこちらから。→毎日新聞
エンジンが動いている状態で、前方エアバッグ▽側方エアバッグ▽ブレーキ▽ABS▽原動機--の警告灯が点灯・点滅したり、警報ブザーが鳴ったりしたままの車については、2月から車検の審査を行わない。このため、車検が受けられなくなる。
とのことです。今後は各種警告灯の放置でなかなか厳しい車検事情になることは間違いなさそう。特に輸入車にお乗りの方々は今後どうなってしまうのだろうか?と思うのではないでしょうか。
警告灯の種類は消去しようとするならば簡単に完治するものから、原因が多岐に渡り多額の費用がかさむものまで様々。最近の車はコンピューター制御が当たり前になってちょっとしたエラーも完治し、警告灯で知らせる車も少なくない。
また自動車技術総合機構はいかなる理由があっても、エンジンを始動した後にこれらのインジケータが点灯した状態では車検審査を受けることができないとしている。
自動車技術総合機構 https://www.naltec.go.jp/
最終的な判断は検査員任せ?
車によっては何かしらのエラーの裏に隠れている不具合が重要であったり、そうでなかったりする場合もあり、その辺りの判断は検査員任せになるのではないのだろうかと思う。
アメ車に乗られている方ならわかる言葉、「サービスエンジンスーン」
この警告灯はエンジンに何かしらの不具合が生じた場合に発する警告灯で、パっと見ではどんな内容なのかはわからない。軽いものから重大なものまで、ひとくくりにして表示されてしまうので根本的な原因がわからず、完治まで長期化してしまうことも。
こういった事情をいちいち検査員の方が判断していたら車検を通すのに手間がかかってしまうし、トラブルの種にもなりかねない。このエラーは問題ないのに何で車検に通らないのか?と。
警告灯が出ていたら問答無用で弾いてしまうのか、それともその検査員の人それぞれ対応が違ってくるのか、しばらくは問題になりそうだ。
ちなみに警告灯の中でも空気圧警告灯や球切れ警告灯、トラクションコントロール警告灯は点灯していても問題はない、とのこと。安全性に問題がなく安心に走行できる、と判断されれば警告灯の種類によっては車検は問題なく受けられるのだろう。
車検を受ける前に前もって整備を実施
今後は車検を受ける前に、ある程度の余裕を持って整備に出しておくことが重要になってくるかと思う。整備期間が長くなって車検が切れてしまう期日に間に合わなくなってしまうと面倒なことになってしまう。
車検が切れるギリギリではなく余裕をもった前準備が必要だろう。
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