セラミックスエアーなるものが数年前から話題になっています。
セラミックスエアーとはタイヤの空気を充填する、通常のエアーとは別の選択肢です。
通常のエアー、窒素ガス、それに加わって「セラミックスエアー」という第3の選択肢が誕生した。とも言われているようです。
数年前から市場に出回り始めたようですがここ最近、急速に広がりをみせています。
セラッミクスエアーとは一体なんなのか?考察してみました。
セラミックスエアーについて
タイヤ内にセラミックス?を充填させるという方法
タイヤとは中に空気を入れて使用するものです。これは常識ですね。
車もバイクも自転車も、ゴム製のタイヤには必ず空気注入します。昨今では空気を必要としないタイヤも登場していますが、一般論としてタイヤとは空気を入れるものです。
十数年前タイヤに窒素ガスを入れるカスタム?方法が登場し、一時期流行った時期がありました。今では通常のエアーとは別に窒素ガス充填も選択肢の1つとして確立され、広く認知されています。
セラミックスエアーとはその窒素ガスに代わる、第3の選択肢として注目を浴びています。
その効果は入れることで乗り心地が良くなった、タイヤがよく転がるようになった、などなど様々な効果が表れるというものです。
方法は窒素ガス同様、空気注入の際に専用機器でセラミックスエアーを充填させる。これだけです。
そしてその商品のネーミングもさることながら「本当に効果があるのか?」という疑問の声が多いのも事実です。
オカルト臭さがプンプン漂ってきそうなセラミックエアー。ですが効果がある、とする声が多いということもまた事実です。
セラミックスエアーはオカルトの類なのかどうなのか?気になってきたので調べてみました。
セラミックスエアーの原理
つい先日、タイヤ交換で訪れたお店がセラミックスエアーの施行店舗だったんです。そこでなぜ様々な効果が表れるのか?理屈はどういったものなのか?を訪ねると、申し訳ないのですが理屈についてはわかりません。と。
なんだかよくわからないシロモノだけど効果があり、みんカラで最初話題になって少しづつ世間に広まっています。
窒素とは違って空気を補充するときは普通の空気を入れても大丈夫、全てセラミックエアーで満たす必要はありません。
と、理屈については不明なものの、簡単にセラミックエアーの利点の説明されました。
商品説明にはセラミックがタイヤ、ホイールに浸透すると謳われているのですがそもそもセラミックというのが何者であるのか?よくわかりません。
セラミックスエアー・グーというのが商品の正式名称なのですがセラミックスと空気の結びつき、タイヤ・ホイールに浸透?どうしてもこの辺がひっかかります。
一般的にセラミックスは次のような性質を持っている。ただし、セラミックスと呼ばれる物質群は、極めて広汎でその特性も様々であり、下記の性質が必ずしも当てはまらない。
Wikipediaより
・常温で個体
・硬度は高いが、脆性破壊しやすい
・強度、破壊靭性が内部の局所的な欠陥構造に左右されやすい
・耐熱性に優れるが、熱衝撃破壊を起こしやすい
・金属より軽く、プラスチックより重い
どうやらセラミックスとは陶磁器やガラス、セメントなどなど現在では様々な様態の物を指して用いられるみたいです。
共通しているのはセラミックスとは基本的には「個体」を指して呼称されるようで、考えるとセラミックス「エアー」と呼ばれている時点で疑問が生じます。個体である物は空気には混ざらないと思うのですが….。
それとも極めて小さな粉末状にして空気と一緒にセラミックが噴出されてタイヤ内に充填されるのでしょうか。
調べていくうちにセラッミクスエアーグーの開発者と深い関わり?のある人物のブログを見つけることができました。そこでは東レに依頼してセラミックスエアーグーがタイヤにどのような影響を与えるか?についてまとめたレポートを1部紹介しています。
セラミックスエアーグーを開発?した人物でも詳しい理屈はわからないそうなので、原理を解明する為に東レに解析を依頼したそうなのですが以下のような記載があります。
・セラミックスがタイヤに浸透した形跡は認められなかった
・浸透は認められなかったものの、ゴム質の変化は確認できた
私もレポートを拝見させてもらいましたがハッキリと「ゴム内部へのセラミックス粉末の侵入は確認できなかった」と明記されています。
こちらのブログでは色々な方にセラミックスエアーを体験してもらったときのインプレなど、様々な情報が詰まっています。多くの方が変化を実感しているようです。
資料と共に興味深いのが寄せられたコメント欄です。
見識のあるであろう方達からの意見が寄せられているのでとても面白く拝見いたしました。
そこではセラミックスエアーというのはシリカである、というのが有力視されています。
シリカがタイヤ内面へ遠心力によって均一に散布され、タイヤの組織に入り込みタイヤの架橋構造を補完している、という意見はなるほどなあと思わされました。
シリカは帯電しにくい物質とされているのでセラミックスエアー実施によってタイヤ内面に静電気が起きにくくなり、
更に元々備わっている導電スリットからも放電されてより静電気を帯びないタイヤとして機能するのでは?と私は考えます。
その結果、タイヤがよりいいフィーリングとなってドライバーに感覚として表れてるのではないかと思います。
ただ、私には公開されている東レの資料に目を通しても記載されている意味がよくわからないのですが、資料にハッキリと浸透しないと記されているのにセラミックスがタイヤ・ホイールに浸透、と広告を打つのはいかがなものか?と。
このご時世ですから何かのタイミングで良からぬ方向に進まないことを願います。
理屈は不明ながらも確実に効果はありそう
大手カーチェーン店でも導入しているところが増えてきているようで、今後はますます広がりを見せていくことが確実です。
実際のところの理屈はよくわからないながらも実施した多くのユーザーがなんらかの形で変化を体感しているので、オカルトだ、意味がない、と一蹴してしまうのはあまりにも勿体ないです。
セラッミックスエアーはサイフにも優しいのが強み。私も近日中に施行する予定ですので施行したらインプレッションをこちらに記載していきます。
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