車は消耗品の塊のようなもの。
オイル交換、ワイパー交換、フィルター交換….
その中でも重要な消耗品である車のタイヤは、消耗品と呼ばれる中でもひと際価格が高く、交換までに踏ん切りがつかないこともあるかと思います。
新品は高いからヤフオクで何年も前の古い中古のタイヤを買う、溝が無くなるところまで交換しない、などなど経済的に考えればそういった交換方法もアリだと思いますが….。
しかし、車は人の命を乗せている唯一の部品である。
ということを認識してもらいたいのです。
人の命を乗せている車のタイヤ
最も大事なパーツという認識を
人を乗せて走る。という乗り物には必ずタイヤが存在します。自転車もバイクもそうです。電車にタイヤはありませんが、車輪が付いているという意味合いでは同じですね。
この人を乗せて走る乗り物、の中で最も人間の命に直結している部分がタイヤです。
走行中に何らかの原因でタイヤが外れたらどうなりますか?
言われずともわかるとは思いますが、それが車であれば人は車内にいるので大丈夫かもしれませんが、自転車、バイクであれば前輪、後輪、そのどちらかが外れたら大惨事です。
私は普段何気なくその辺に止まっている車のタイヤを、こんな銘柄履いてるんだなあとか、こだわりのあるタイヤ使っているなあ。などと見てしまったりするのですが、
中には溝の無いツルツルのタイヤを何年も使っていたり、万年スタッドレスタイヤだったり、サイドがビッシビシに割れた古いタイヤを履き続けていたり、
本当に危ないなあ。と思わされる車がかなり多いことに気がつきます。
最近では10年前の古いタイヤでサイドも全周に渡って割れまくっていて、日本製だから大丈夫。と言いながら使い続けている友人を見かけました。
そのタイヤはツルツル一歩手前位でヒビも向こう側が見えるんじゃないか?というぐらいヒドイ有様で、よく使ってるなあと逆に感心してしまいました。
タイヤってこんな感じで、重要なパーツでありながらオイル交換よりも軽視されてしまっている現実と言いますか、車のメンテナンスにおいてあまり重きを置かれていない。というのが現状なのかなと。
タイヤって一回変えると何年も変えませんよね。普通は。
銘柄によって違いますが、長ければ5年位は履けてしまうタイヤもあるので、私のような車が趣味ではない方々にすればタイヤには気が向かないのもある意味当然と言えます。
車検で「ちょっと溝が減ってきてますね~」などと指摘されて初めて気にしてみる。くらいでしょうか。
それにタイヤは溝がなくなってツルツルの状態になったとしても車自体の走行は可能です。
タイヤが劣化したところで直ちに走れなくなるワケではないので、そういった事情からも交換時期を逃してしまうのかもしれません。
こうした事情も手伝ってか、一般のユーザーはタイヤのメンテナンスには気を使わないのでは?としばしば思います。
最も怖い走行中のタイヤのバースト
バーストとはタイヤが破裂することです。
滅多に起きる現象ではありませんので通常に使用している分にはなんら心配はありませんが、特殊な環境下ではこの限りではありません。
古すぎるタイヤを使っているとか、ワイヤーが出るまで使っている、片減りしたタイヤを使っている、などなど「通常使用」とは思えない極限まで酷使したタイヤはバーストの危険度が高まります。
バーストはいつどこで起こるかわかりません。
新品のタイヤだって起こる可能性はゼロではありません。走行中に障害物を踏みつけてバースト、といったことも考えられまます。
このバースト、高速走行中に起きたら….と思うとゾっとしませんか?
街中でさえ危ないのは明白なのに、信号のない高速道路で100km前後で車が行きかう道路の中でのバースト….
本当に危険です。
これを10年程前になるでしょうか、私の弟が体験しました。
死ぬかと思った、と言ってました。
バースト体験談
当時弟は車に20インチのホイールを履かせていて、扁平も30か35位しかないペラペラなサイズのタイヤで、どこだかわからないメーカーのタイヤを履いていました。(おそらく韓国)
そのタイヤは4輪ともショルダーからワイヤーが出ているまで擦り減っており、まだまだ遊びたい盛りだった弟は中々タイヤ代が捻出できず、気にしながらも車に乗り続けていました。
その頃は今程タイヤが安くなかったんです。今は店頭価格よりもネットが安い。というのが当たり前で、ネット検索すればすぐにネットショップなどで最安値が見つかる時代ですが、当時はようやくネットで安くなってきたかなあ。位の時期で。
しかも20インチですから安くとも1本3~4万はしたんです。
変えよう変えよう、とは思いつつも車は走れてしまうので交換を先延ばしにし続け、いつかは変える。と思っていた矢先、
高速で100km走行中に突然バーストしました。
左リアだったかな?しかも後席には友人を乗せていた。という。
バーストする直前、その友人が「なんか臭くない?焦げたようなニオイがする」
と言っていたみたいです。
俺はそんなニオイしないけど….とそんなやりとりをしていた直後、ドカン!!と突然大きな音を立てて車が傾いたらしいです。
直後にゴゴゴゴゴ、と異様な音を出しながら走っていたそうでこれはヤバイ、と思い急いでジャンクションの分岐点、出口と本線との間のシマシマ模様に車を止めて、様子を伺ったらタイヤが無かった。と。
ホイールだけでしばらく走行していた為に、ゴゴゴゴといった異様な音がしていたようです。
パニックになっていたのか弟は私に電話を入れ、「助けてくれ」と。
どうしたんだ?と問うと「タイヤが外れて高速で立ち往生してるから迎えに来てほしい。ジャッキも持ってきて」
と、言うので一瞬自分の耳を疑いました。
その頃私は返りの電車に乗る最中で、家まで帰るのにあと1時間はあるから待っててくれ、と言って電話を切りました。
急いで帰って車に乗り込み、指定された高速に乗って現地に向かう途中、電光掲示板に「1km先故障車あり、注意!」の文字が。
あ~これか、と。
到着してみるとJAFやらパトカーやらで大騒ぎな状態になっていました。そのせいか後続車は軽く渋滞が発生してしまっていて流れが悪くなっていました。ちょっと申し訳ない気持ちになりました。
幸いなことに弟、友人にケガはなく、のちのちホイールも問題なく使えることがわかり、結果的にはタイヤ代だけの出費で済んだのですが、
ジャッキで上げてスペアタイヤに交換中、警察の方に後続車がぶつからないで良かったね。運がいいよ。と言われました。
本当だよなあ~と。弟もその一件で懲りたのか、タイヤだけは気にかけて車に乗るようになりました。溝が減ってくると真っ先に変えてます。
私もその一件があって以来、タイヤは大事なパーツなんだな、って心底思うようになりましたね。
それまではどちらかというと私もタイヤに関してはズボラな方だったんです。中古をずっと履き続けているような。
だって高いですから。タイヤって。
今は人の命を直接預けている唯一の部品、と考えるようになり、必ず新品タイヤを買うようにしています。
タイヤ代をケチって事故を起こしたら….と思ってしまいます。
本当にこのブログをご覧になっている皆様にも、タイヤだけはちゃんとした方がいいよ。ということを伝えたいと思って、今回このような記事にしました。
今は韓国タイヤの性能も相当上がっていますから、格安でもそれなりの性能なタイヤが手に入ます。
私は中古のレグノ買うなら新品のナンカン選びます。
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