最初に断っておきたいのだけど、私は特にアメリカが好きではない。アメリカの事情にも詳しくないし行ったことなど勿論ない。親戚や友人知人にアメリカ人がいるわけでもない。だけどアメリカの車は好きなんです。
もともとは国産乗りでしたが、今ではアメ車がなければ私のカーライフは考えられないのも同然な程、その魅力にやられています。ここではそんなアメの事を語ろうと思います。
個性的な外観
押し出しの強さ
まずその見た目でしょう。一目見ただけで他の車とは何かが違う、とわかることと思います。ここがアメ車のわかりやすくて最大の魅力。
ノーマルで全くカスタムされていない車両でもまるでカスタムされてあるかのような雰囲気はアメ車ならでは。、ギラギラと光るメッキグリル、メッキホイールなど、メッキパーツが良く似合う。
最新型の車でもクラシカルなニュアンスを漂わせながらも、同時に力強さも伝わってくるようなデザインが多く、見る人にパワー感、エネルギッシュな雰囲気を与えることと思います。
特にクラッシックなアメ車は個性の塊。未だに多くのファンが数多く存在します。
巨大なボディ
クーペで全長5m超え
写真はリンカーン・マークⅤという車。この車、クーペボディであるにも関わらず、全長はなんと約5.9mもある。幅も2mで迫力のビッグサイズだ。ベンツSクラス、BMW7シリーズ、アウディA8、このどの車でも、このマークⅤの前では2クラスも下の車に見えてしまうだろう。
この頃のアメ車は大きければ偉い、というような風潮があり、どんどんサイズが大きくなっていった時期。(だと思う)ムダにバンパーを延長したりして車両全長をかせいでいた。
マークVに限らず、巨大なクーペはまだまだ存在する。こんな車を作るのは世界のどこを見てもアメリカしか存在しない。この我が道を行く、ような考えが個人的にはツボで、アメ車の魅力の1つと思っている。
室内空間の圧倒的な広さ
車が大きいということは室内も伴って広くなる、ということ。一昔に流行ったシボレー・アストロは本当に広い。アルファードなど敵ではない。広く、やわらかいフカフカなシートはミニバン好きであれば1回は見た方がいい。感動すること間違いなし。今こそこのようなミニバンをアメリカで作り、日本に持ってくれば売れるのかもしれない。
ミニバンの先駆け、とも言われるクライスラー・ボイジャーも素晴らしい。アストロよりもこちらの方が高年式車両が揃っているので、広さを求める人は国産のミニバンだけではなく、アメ車のミニバンも是非選択肢に加えてほしい。
支持されるV8エンジン
高齢者の方からの支持も厚い
私が良く行くヤナセには、昔からキャデラックに乗り続けている、といった高齢の方も多く足を運ぶ。少しだけ話を聞くとブロアムかフリートウッドか忘れてしまったのだけど、新車から乗り続けて20年経つ、という人生にとってもアメ車乗りにとっても大先輩の方からお話しを聞けた。
乗り換えは考えないのですか?と伺うと、今の車は面白くない。このキャデラックが1番いい。とおっしゃっていた。エンジン音がたまらない、と。このV8エンジンは昔からアメ車が得意としているエンジンで、搭載モデルも多い。
アメリカンサウンドとも言われる、ドロドロとしたエキゾーストサウンドは1度聞いたらとりこになってしまうかもしれない。スバルのボクサーサウンドに近いような?そんな気もする。
昨今のエコブームのおかげでこのV8エンジンも消滅しかかってしまっているけど、特別なモデル、例えばキャデラックVシリーズなどでは未だにV8エンジンを積んでいる。
最新のアメ車事情
アメ車と言えば古臭いイメージを連想する人も多いかもしれない。それは前述した大きなボディ時代のアメ車、その頃のイメージが強いのだと思う。それに悲しいことに日本ではあまり売れていないので、認知度が少ない。
しかし、アメ車と言えば常に車の最新の義ゆつをけん引してきた存在。フォードや、特にキャデラックはその傾向が強く、キャデラックは新しもの好きとして有名。キャデラックでは日本で今年9月にデビューしたフルサイズセダン、キャデラックCT6においてはクラス最軽量の重量が話題になり、まだリリースされていないけどPHEV仕様もラインナップされる。
個性の強さと最新のデバイスを身にまとった、好きな人にはたまらない要素が備わっている。
ここで紹介した車の他にもマスタングやコルベットなどのスポーティーな車もたくさんある。いつの日か、また日本でフォードが販売を再開し、ゆくゆくはベンツ・BMW・GMと言われるような日が来ることを見てみたいものです。
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