以前乗っていた通勤用の車、スズキ・KeiとスバルR2、この車達は純正のマフラーではなく、スポーツマフラーを入れていました。
Keiはスズキスポーツ製、R2はゲノムマフラー、そのどちらも素晴らしい音を出してくれましたが住んでいる場所がわりと静かな住宅街なのでmマフラー音が結構響いたんです。特に早朝など。
しかしせっかく入れたマフラーを外してしまうのももったいないし、サイレンサーの設定もないし、何かいい手段はないものか?と調べていたら見つけました。インナーサイレンサーというアイテムを。
インナーサイレンサーとは?
フランジの間に挟み込むタイプのサイレンサー
メーカーによって呼び名は様々だとは思うけど、上記のようにフランジの間に挟み込んで使用する。こうすることで音量を下げる効果が期待できる、という物。
これはネットを徘徊してかなり安い物を購入したのだけど、有名なところでSFCというメーカーのインナーサイレンサーがある。ここのサイレンサーはかなり評判がよく、記憶では10年以上前からインナーサイレンサーの開発・販売に力を入れていたと思う。
そこはサイレンサーの種類が車種別にラインナップされていて、国産であればほとんどの車をカバーできる品揃えは恐れ入る。だけど価格がかなり割高で中には1万円近くする物も。
言ってしまえばただフランジに挟み込めばいいだけなので、そこまでの額は払えない。と判断。そこで安く汎用品のインナーサイレンサーを手に入れた。それが画像の物。
簡単装着。5分で終了
装着はかなり簡単でマフラーの付け外しに慣れている人であれば朝飯前。といったレベル。リアをジャッキで上げなければならない位か。それとガスケットが2枚必要な点に注意。
効果はあるのか?
うまくすればトルクも上がる。
インナーサイレンサーはよくこういった質問を耳にする。こんな物で本当に静かになるのか?効果があるのか?といった具合に。
車種や仕様しているマフラーによって効果の程は変わるだろうけど、確実に音量は下がる。それと共に抜け気味だった低速トルクが復活する。
R2に付けたゲノムマフラーは抜けが良すぎたのか装着後はトルクがスカスカになってしまって、街乗りでは乗りにくくなってしまい、燃費も2~3km下がって燃費改善の為にKeiから乗り換えたのに、なんだか本末転倒のような状況に陥っていた。
それがインナーサイレンサーを装着した途端、確実に音量が下がり低速トルクも戻ってきて、見た目と程よいサウンドが両立でき、R2乗り換えの間は通勤時間を楽しめた。
ある程度音量の調整が可能
インナーサイレンサーの筒になっている部分にグラスウールなどの消音剤を巻いて一緒に装着すれば、さらに消音させることも。やりすぎには注意。
リアビューの見た目を変えることなく、消音することができる
一般的にサイレンサーを装着しようとするとマフラーにボルトを通すための穴あけが必要であったり、明らかにサイレンサー入れてます。といった見栄えになってしまったり、デメリットとなる部分もある。最悪車検も通らなくなってしまう可能性だって出てきてしまう。
しかしインナーサイレンサーであればスポーツマフラーの見栄えはそのままに、音量だけを落としてくれる。インナーサイレンサーを付けていることなど誰にもわからない。サイレンサーの取り付けのできないマフラーも、コレを使えば問題解決。
デメリット
消音効果はリアピース程ではない
一般的によく普及しているサイレンサーと比べると消音効果は劣る。グラスウールなどの消音剤を追加すれば効果は高められる、と先に記述したけどそれでも及ばないと言っていいだろう。
それにマフラーやパイプの形状によっても効果が左右されやすいらしく、安定して望んだ程の消音効果が得られにくいこともデメリットとして挙げられる。
比べると装着が面倒
わざわざジャッキアップして潜らないと基本的には装着できないので、気軽に取り付け/外しはできない。
外観は良いんだけど音がちょっと….という人に
特にスポーツ走行などしない人でも、カッコいいという理由で上記のメーカー純正スポーツマフラーを選択する人もいるでしょう。
純正とはいえ意外とうるさい場合も多く、音量に困っている人もいるのでは?
そんな人にこそインナーサイレンサーを思い切って試してもらいたい。こだわりがなければ汎用品で1~2,000円で済ませることもできる。
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