キャデラックは昔からエアサスをよく採用しています。
エアサスと言えば高級車の証。
優れた乗り心地を提供してくれます。
その反面、バネサスと比べてしまうとどうしてもトラブルフリーとはいかないのも事実。
キャデラックに限らず、エアサスを装備した車によくありがちなトラブルというのが
- エアサスの空気漏れ
- 車高の傾き
- コンプレッサーの故障
この3つです。
私のXTS、どうも車高の高さがここ最近バラついていて左右のリアの高さが違うのです。
リアの車高センサーを交換すると改善される見込みがありそうなので、早速交換してみました。
車高センサーの交換
ジャッキアップ
車高を司っているセンサーの場所は当然車種によって違います。
ネットで検索するなどして事前に下調べをしておくといいです。
キャデラックXTSの場合リアホイールの後ろ付近、エアサスバッグのすぐそばにあります。
リアホイールをジャッキで持ち上げ、車体下に入れる程のスペースを確保する必要があります。
ホイールを外してしまった方が作業スペースを広く使えるので後が楽。
私はつけたまま作業を行いました。
このとき、エアサス装備車はエアサスペンションシステムをOFFにして作業を行った方がいいです。
ジャッキで持ち上げた際、エアサスシステムが不意に作動してしまったりすると危険が伴います。
任意にON/OFFできない場合はバッテリーを外しましょう。
車高センサーがあるということは、ほとんどの車で車高を上げ下げすることのできるシステムを採用しているかと思います。
不意に作動してしまうとエアサスの損傷、コンプレッサーの過剰動作など、予期せぬトラブルが起こる可能性があります。
なにより作業車の安全面を確保する為に、必ずOFFにしておきましょう。
センサーの取り外し・インストール
交換自体はとても簡単でした。
普段から自分で車をいじっている人であれば30分程度で終わるような作業難易度です。
私が調べた限りだとこの車高センサー、正式にはハイトセンサーと呼ぶみたいですが、
GM車では定番のトラブルパーツのようで、車高調整機構のある車には大体こんな形のセンサーが備わっているようです。
このセンサー自体は単純な仕組みらしく、電気抵抗をモニターしているだけのようです。
センサーの位置によって抵抗が可変し、その値をBCMで処理して現在の車高がいかほどなのか?
簡単に言うとこのような仕組みになっています。
このハイトセンサー自体に車高を上げ下げする能力はない、ということですね。当然ながら。
ジャッキアップしてダンボールを敷いて、久々の下回りの整備。
少しの恐怖感を感じながら愛車の下回りの点検は実に楽しいものでした。
ハイトセンサーは1つのネジとコネクターで繋がっているだけです。
何か障害物や飛来物にでも当たったらすぐに壊れてしまいそうな程、華奢な部品です。
見た目からしてもサビが進行しているし、これは具合が悪くなって然りかなと思わせます。
ネジの位置が目視できなかったので最初は手こずりましたが、構造がわかってしまえば問題ありません。
1個目は40分位かかってしまいましたが、反対側を交換するのには5分程度しかかかりませんでした。
エアサス装備車は要注意パーツ
エアサスペンションやそれに類似した機構を持つ車は、車高の調整ができる仕組みを持つ足回りになっていることがほとんどです。
車高が前後で違う、
左右でバラつきがある、
こういった症状が出たら車高センサーの不具合も視野に入れてみてください。
もしエアサスバッグやコンプレッサーがなんらかの原因で故障していたら、車高がベッタベタに低くなる可能性があり、
そこまでじゃないけど低かったり、車高にバラつきがある場合はこのセンサーが故障している可能性があります。
エアサスバッグやコンプレッサーは修理すると高価な部品ですが、このセンサーは比較的安い部品です。
XTSのこのセンサーはROCK AUTOからの購入で送料込み、2個で総額¥15,000でした。
交換後、現在は様子見の段階ですがまだ左右で車高差は多少あるものの、以前程ではなくなりました。
あまり乗らないので空気が少し抜けてしまうのです。
家の前の注射スペースは傾いているし、走行してコンプレッサーを回して、
平らなスペースに停車しなければ改善したかどうか判断できません。
気長に経過を見守ろうと思います。
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