梅雨の時期やこの時期の秋雨前線は、雨が長期に渡って降り続いて憂鬱な気持ちになります。
車の運転を仕事にしている方などは降り続く長雨で、仕事の効率も下がるでしょうし、近年ではゲリラ豪雨と呼ばれる突然の激しい雨に見舞われることも多いことでしょう。
私は車通勤なので激しい雨が降っていると視界が遮られて運転の邪魔になって仕方ありません。
そんなときはやはりガラスの撥水コート、俗に言う「ガラコ」は必須になってくるのですが、私が昔から行っている施行方法で長く、そして強力に撥水させることができます。
カー用品で販売されているガラコでも簡単に行えますので、チャレンジしてみて下さい。
ガラコを強力に定着させる方法
油膜を取る
これはもう常識とされている手法ですが、まずガラコを塗る前にはガラスを磨いて古いコートや汚れ、油膜を除去することが大切です。
面倒な作業ですが、これを怠るとガラコの「持ち」が自身の経験上、体感で半分程度になってしまいます。すぐに雨を弾かなくなり効果はなくなってしまうでしょう。
車体にコーティングを施行するときもボディを磨いてキレイにすることが重要なのですが、それと全く同じです。
特別な物は必要ありません。よく手に入るキイロビンで十分です。ポリッシャーを使えば手磨きよりも楽に、短時間で作業を終わらせることができるのでオススメです。
ガラスを温める
これこそが最大のポイントになります。
ここではフロントガラスを例に紹介しますがガラスを磨いたあと、エアコンの曇り取り(デフロスター)運転を始めます。
温度は最大温度まで高め、風量も最大に設定します。その状態で大体5~10分程放置し、水分を完全に飛ばしてください。真夏であればすぐにガラスがあったかくなり水分がなくなります。
ガラスが温まったかどうか確認するために手でガラスを触る必要がありますが、あまりベタベタと触らないようにし、手の甲で少し触れる程度にとどめましょう。
理由は手についた油分を極力ガラスに付着させないようにするためです。ガラコの定着が悪くなってしまいます。
ここの作業が今回のキモとなる作業ですので、ガラスは十分に温めて下さい。
ガラコを塗る
十分に温まったらガラコを塗りましょう。
縦、横と規則的に塗るとよく定着してくれます。フロントガラスを中央から半分に区切り、縦塗りが終わったら横塗り、そして再度縦、横と塗ることで塗りムラも無くせます。終わったら反対側を塗りましょう。
このやり方で欠点なところは液剤が比較的早くなくなってしまうところです。しかしこの方法でガラコを1回塗るとしばらくは塗らなくても持ちが良いので、あまり気になりません。
これでバリバリの撥水を長持ちさせることができます。
この方法は私が実際にショップでユーザーに行っていた手法ですので、効果は保証します。プロは市販されていないより強力な液剤を使っていたりしますが、普通に売られているガラコでもかなりの効果が出ますので、興味のある方は是非試してみて下さい。
コメント