誰だって新車は欲しい。けれど狙っているモデル、グレードは高くて手が出ない。それならば中古で….。という車購入の仕方は全然アリだと思っています。
うまくいけば新車の半額程で購入できてしまいます。それに最近の車は国産/輸入車ともにできが良く、以前に比べて故障に対してさほど神経質になることもありません。
特にヤフオクにおいては一般的な、カーセンサーなどの中古情報誌と比べても割安な価格で出品されていることが多く、相場よりも更に安く購入できることも。
しかしここで注意してほしいのが、ヤフオクの出品車両には粗悪な車が多いのも事実。中にはメーター巻き戻し、いわゆる走行改ざん車両等も多く出回っていることも知ってほしいのです。
走行改ざん車とは?
メーターの距離を短く見せかけること
一般に日本では年間の平均走行距離は1万kmにも満たない程度と言われています。なので10年前の車両ではメーターの走行距離数が9万~10万kmなのが、ここ日本では普通と言えます。
車両を売却する際、大きく売却価格に影響を与える1つの指針がこの走行距離になります。走行距離が低ければ低い程、一般的に売却価格は高いものとなります。これはどのメーカー、どの車にも共通して言えることです。
理由はとてもシンプルで、ユーザーは走行距離の短い車を好む傾向にあるから、に他なりません。
逆に考えると走行距離の多い車は人気がなく、買い手がつきにくい。とも考えられます。
車両を販売する側にとっては走行距離の短い車の方が高い利益を生み、多くの買い手がつきやすいので回転率が高く在庫をさばきやすい。
ここで考えられたのがメーター巻き戻し、という手法です。距離の走っている車のメーターに手を加えて短く表示してしまう。という方法です。
20万km以上も巻き戻してしまう悪質な業者も
当然このようなメーターを巻き戻すような行為は違法であり、見つかれば厳しく罰せられます。(逮捕者も出ています)
それでも尚、巻き戻し行為を行う業者が後を絶たないのが現状です。以前よりも件数は減ったような印象はありますが、改ざん車両は確実に存在しています。
ひどい例だと20万km以上も改ざんする例もあり、ユーザー側もそういった車両を購入しないように、注意することが必要です。
メーターだけではなく、修復歴までも隠ぺいすることがある
距離の改ざんだけではなく、その車両の修復歴までも隠ぺいすることもあります。業者オークションでは修復箇所や履歴が記載されているものの、ユーザーには事前にそれを伝えず、事実を隠したまま販売する。といったことも横行してます。
ヤフオク車両の履歴を調べてくれるサイト
現在出品車両の車両の履歴を調べてくれる
今現在のヤフオクの出品車両をピックアップ、メーター改ざん車両はサイトに載せてどのくらい巻き戻しているのか?修復歴の有無などがわかる、とてもありがたいサイトが存在する。
ここのサイトを見てもらえれば、どれだけヤフオクの車両がメーターに手を加えられているかわかるだろう。しかもここに記載されている車両はごく1部、とのこと。
おそらくサイトの管理人の方は業者オークション「中の人」であると思われる。以前よりこういったサイトで注意喚起し、Yahoo知恵袋でも改ざん車撲滅に力を入れていることがわかる。個人で色々と活動していらっしゃるようだ。
サイトに記載がない車両でもこちらからコンタクトを取って、現在ヤフオクに出品されている車両を調べてくれることもできるそうだ。
安すぎる車は裏があるかも?
安いからといって安易にその車に飛びつくのは少々危険かもしれない。特に相場よりも大幅に安い車は、そのコンディションをしっかりと見極めたい。
個人的には大型セダン、ミニバン、ハイブリッドカー、にメーター改ざん車両が多いような印象を受ける。
見極める手段として、ヤフオクの画像だけでは車両内外の不具合は判断ができないので、最低でも現車確認は行うようにしよう。
出品者のIDを検索する、という方法も有効。何かしら問題があれば某大手掲示板でIDが挙がっていて、注意IDとして記載されていることもある。
1番確実なのは上記記載のサイト管理人の方に調べてもらうのが最も安心できる方法かもしれない。
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