エンジンオイルメーカーと種類を紹介~オススメオイルが見つかる?

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エンジンオイル棚 エンジンオイル

エンジンオイルの種類は昨今、数えきれない程多く存在します。

車のメンテナンスの中で最も基本とも言える、そして最も奥が深いとも言えるエンジンオイル交換。

銘柄は勿論、粘度を変えるだけで愛車の印象がガラっと変わる….これ程面白くて変化感の味わえるメンテナンスは多くはありません。

車に詳しくない人も、マニアの人も、必ず直面するエンジンオイル交換。

ここでは量販店や一般的によく耳にするようなエンジンオイルを紹介します。

私が使ったことのあるオイルはちょっとした感想も添えています。

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エンジンオイルの基本

軽自動車からロールスロイス、トラックや工事現場で活躍するような作業車まで、エンジンを積んだ車は必ずエンジンオイルを使用しています。

エンジンオイルはエンジンの潤滑・冷却を行うためには欠かせません。

よく「車の血液」と表現されますね。

F1などの厳しいモータースポーツの世界ではエンジンオイルの性質で勝敗が分かれることもあり、車においてエンジンオイルというのは大変重要な役割・ポジションをもった消耗品です。

それと同時に車のランニングコストがかさむ、という点で嫌われてしまったり、そもそも交換が面倒だ、と思っている方も少なくないと思います。

私はエンジンオイル交換を楽しめる派なので、毎回様々なオイルを試しています。特に通勤車には。

もし興味があるようであれば、1度ここで紹介されているような銘柄のオイルに交換してみてください。

「買い物にしか使用しないから車のオイルは2年に1回しか交換しない。」

こういう話を聞くとすごく機会損失しているなあと思ってしまいます。

その2年の間にどれだけのオイルが選べたことか….興味の人にはどうでもいいことなのかもしれませんが。

そういうオイル交換に興味のない人がこの記事を見てちょっとでも興味を持ってくれたら…

そういった気持ちで執筆しました。

それぞれ違った個性を持たせているエンジンオイルばかりなので、今まで何気なく入れていたエンジンオイルと比べて車のフィーリングに変化が出るかもしれません。

静かになったり、いつもよりパワーが出たり、エンジンオイルを違う銘柄に交換するだけでも車の変化が楽しめます。

エンジンオイルはどうして交換するのか?

エンジン内の潤滑性能を保つため

そもそもどうしてエンジンオイルは交換しなければならないのか?

エンジンオイルの役割の中で最も大きなアドバンテージを占めるのがエンジンの潤滑です。

エンジンオイルの存在がなければあっという間にエンジンは焼き付いてしまいます。

新油のうちはいいのですが年月と走行距離がかさむと劣化し、どうしても交換が必要になるのです。

古くなってくるとエンジンオイル自体の潤滑性能が保てなくなり、その多くは次第にシャバシャバして満足な潤滑性能が得られなくなります。

エンジン内をキレイに保つため

潤滑の他、エンジンオイルにはエンジン内をキレイにする清浄効果があります。

金属と金属が擦れ合うことで発生する微細な金属粉を取り込み、流動させてオイルエレメントに吸着させます。

また燃焼時にはススも発生します。

交換を怠ればこういった不純物がエンジン内部に置き去りになり、どんどん蓄積されていきます。

エンジンの冷却のため

もう1つ、重要なのがエンジンの冷却です。エンジンオイルでエンジンを冷やします。

現代の車にはエンジンを冷却するためのクーラントが存在しますが、クーラントだけではエンジンを冷却しきれない場面も出てきます。

これら3つの性能は劣化と共に性能が低下してきます。油である以上は酸化してしまうのです。

たまに「車検毎にしかエンジンオイルを交換しない」

などの声を聞きますが、そういった車のエンジンは相当にくたびれていると思ってください。

おすすめオイル①~ワコーズ(WAKO’S)

プロステージS
WAKO'S - 株式会社和光ケミカル

メイドインジャパンのエンジンオイル。

青いパッケージが特徴的な言わずと知れたワコーズ。知らない人はいないのでは?

しかし知名度はあれど、何故かあまりオートバックスなどの量販店では置いていなく、整備工場などをメインに販売されている。

決してオイル販売メーカーとしては大きな会社ではないけど、ここまで世間に浸透しているワケはやはりその裏打ちされた商品の性能によるものだろう。

ワコーズ信者、とまで呼ばれる人もいる程ワコーズ製品を愛用している人は本当に多い。その商品力もさながら、豊富なラインナップも魅力だ。

言わば東京下町の町工場、のような存在だと思っている。小さなメーカーながらも日本のエンジンオイル事情を支えている。そんな存在。

ワコーズの営業スタイルは自社の営業マンが整備工場やディーラーに訪問販売する、というスタイルは昔から。今も昔も芯がブレず、下町職人気質で良い物だけを世に送り出す。

そんな姿勢がファンを地道に増やして今日に至るのだろう。

<筆者の感想>

以前までよく使っていました。通勤用の軽にプロステージSを主に入れていましたね。

幸いなことに近所のオートバックスでワコーズオイルの取り扱いがあるので、いつも入れていたわけではありませんが、気が向いたときに入れていました。

軽に使用する分にはなかなか良いフィーリングでガンガンに踏み込んでも劣化が少なく、わりと長く使えました。(スバル/R2)

キャデラックDTSに同オイルを入れてみたところ、なんだか重ったるい感触でエンジンにキレがなくなってしまいました。直前まで使っていた格安オイルの代名詞・シェブロンとそんなに変わらないんじゃないか?

と思い、使用をすぐに止めて早い段階で下記のモービル1・0w40に入れ替えてしまいました。

たまたま相性が悪かっただけなんだと思います。

エンジンオイルの性能もさることながら、各種ケミカル・添加剤の知名度も抜群に高いのがワコーズ。

定番のオイル漏れ止め剤から痒い所に手が届くようなニッチなケミカルまで、日本での使用を想定して最適化されたケミカルの数々はよく考えられていると思います。

ワコーズブランドだけで様々なトラブルにも対応でき、そして世間での評価も高いのはさすがの一言。

ワコーズの各種ケミカル・添加剤にはエンジンオイル以上にお世話になりましたが、1つとしてハズレはありませんでした。

おすすめオイル②~モービル(Mobil)

モービル0w40
https://www.emg-lube.jp/mobil1/product/

モービル1はグローバルスタンダードなオイル。企業がエンジンオイル開発の際、必ずと言っていい程ベンチマークなどで名前が挙がるとされるメーカー。

有名な話で自社のエンジンオイルを使用したメルセデスベンツE350を100万キロ走らせた結果、エンジンにはなんら異常はなく、新車と変わらない状態だった、という話があります。

車は高速道路シミュレーターに載せられ、様々な気象条件や気温で暴露され試験されました。
20万キロ走行後、エンジンは分解点検され、その結果はエクソンモービルのエンジニアを非常に喜ばせました。
エンジン部品の摩耗は最小限に抑えられ、メーカーが定める新品パーツの許容差内だったのです。
Mobil 1 のパフォーマンスに満足した開発チームは分解したエンジンを再度組み立てて、更なる長期テストに入りました。
走行距離が100万キロに達した後も、先進の合成エンジンオイルであるMobil 1はその性能を発揮し続けました。
エンジンの摩耗は引き続き抑えられ、沈殿物もほとんどなかったのです。
これらの結果からMobil 1はエンジンを新品同様の状態に保ち、それは100万キロ走行した後も変わりないことが実証されたのです。

モービル1 HPより抜粋

モービル1の0w40は日産GTRの指定エンジンオイルとされていることから、エンジンオイルとしての性能は折り紙付き。

店頭でも入手しやすく、迷ったらモービル1を入れておけば間違いない。という話も。

<筆者の感想>

スタンダードなオイルから本気仕様のオイルまで、色々なニーズに応えられる万能メーカー。

モービル1000、モービル3000とは似て非なるオイルらしいです。

同シリーズの距離を重ねてきた車両用のオイル、モービルスーパー・ハイマイレージにも注目が集まっています。

私はモービル1・5w30、0w40を主に使用していました。5w30は軽に、0w40はDTSに。

スズキ/keiに5w30を入れたときは正直言ってモービルはダメだな、と思っていました。入れた途端にガサツに回るエンジンに早変わりし、エンジン音がガラガラと唸る始末。

それ以降モービル1は全く信用していませんでしたが最近になって5w30がジェームスで安売りされていたこともあり、

ダイハツ/ソニカに入れてみたところ、値段の割にいい働きをするなあ。と過去の悪かった評価を覆すに至りました。

続けざまに車好きにも高評価の0w40をDTSに使用してみたところ、自分の中でモービル1の評価は不動のものとなりました。

なめらかなフィーリング、静かなエンジン、力強いトルク感、全てにおいて満足しました。

今は違うオイルに浮気していますがまた元に戻す可能性は大いにある、イチオシのオイルです。

モービルと言えば安心感。数あるエンジンオイルの中で世界的に認められているモービルのオイルにはやはり抜群の信頼性がありますね。

おすすめオイル③~カストロール

<引用元>https://cyclestyle.net/article/2017/08/31/51266.html
エンジンオイル | CASTROL 日本
どのようなオイルが車に適切かを理解しておくことは、オイル交換を適切に行う上で極めて重要です。適切なオイルが簡単に分かる「最適オイル選び」をご利用ください。

カストロール社の歴史は古く1899年にイギリスで創業しました。

カストロールの語源となったのはヒマシ(Castor Oil)です。
カストロールの香りとは1960年代より日本で用いられた言葉とされ、当時の2ストロークバイクのカストロールオイルには、ベースとしてヒマシ油が使われてたそうです。
このヒマシ油の甘い香りのことを、「カストロールの香り」と呼ぶことになりました。
ライバルは後述するモチュール社で、エンジンオイルの信頼性は鉱物油、化学合成油問わず高く、モービル同様広く一般店頭でも入手しやすいオイルです。

近年ではチタンFSTと呼ばれる独自の技術(チタン油膜強化技術)を導入、非常に大きな圧力に対するオイルの反応そのものを物理的に変えて油膜強度を強くし、

摩擦を低減させエンジンそのもののパワーを余すことなく伝えるオイル。として注目されています。

<筆者の感想>

カストロールのオイルはあまり入れたことがなく、よくホームセンターに置いてある安売りされているカストロールオイルありますよね?

コスト面でアレを入れていた時期もありますが、それに限って言えば….まあ普通のオイルかな?と。

通勤用の車や社用車にはもってこいなオイルなのでは。安いし。

10年程前にカストロールの上級グレードに位置するオイルを入れたことがありますが、あまりいい印象は残っていなかった記憶があるので、個人的にはなんとなく敬遠しているメーカーです。

入手性◎ホームセンターでも手軽に手に入れることのできるブランドオイル。ディーラーでも取り扱いがあり、知名度も高い。

おすすめオイル④~スノコ(SUNOCO)

<引用元>http://orm-web.co.jp/headline/sunocosvelt_euro_5w-40.php
オートモーティブルブ | 日本サン石油株式会社 JAPAN SUN OIL COMPANY,LTD.

スノコはベースオイルを全合成とすることでスラッジの発生を抑えて常にエンジンをクリーンに保ち、エステルを配合することにより低温時から高温時まで、幅広い温度域からエンジンを確実に保護してくれます。
オイルのブレンド行程にドライエア方式、という方式を導入。

スノコはオイルの精製方法にもこだわっています。

ブレンディングタンクの底から乾燥エアを送り込んでかき混ぜる方法で不純物を極限に嫌う冷凍機油のブレンド方法を採用しています。一般的なプロペラ攪拌法で懸念される機械部の油分や水分が混入する可能性を限りなくゼロに近づける製法です。

スノコHPより抜粋

また、全てのエンジンオイルに最高級素材であるエステルを配合していることも有名で、高額になりがちなエステルオイルの中でもリーズナブルにエステルオイルを体験できるとあって、その辺も人気の秘密です。

<筆者の感想>

スノコの最大の特徴と魅力はやはりエステル配合、という部分でしょう。

エステルオイルをいれてしまうとやみつきになります。

なめらかでありながら低速トルクも出せて上までよく回る、エンジンにとって理想的な状態、働きをエステルは最大の効率でサポートします。

今現在通勤用の軽(ダイハツ/ソニカ)にスノコ・スヴェルトを入れていますが、やはりイイです。

ターボ車で現在オイル交換から3,000km程走っていますが、初期のフィーリングがまだ持続しています。ややうるさくなってきたかな?といった程度。

以前よく入れていた個人オイルブレンダーの方が販売していたエステル配合オイルとは1ランク上のオイルに感じます。そのオイルも価格の割にはいい仕事をするので重宝していますが。

エステルオイルが気になる人はスノコを試してみて下さい。

スノコはエステルが特徴の日本製のエンジンオイル。今はネット通販で簡単に手に入ります。

スノコ(Sunoko) SUNOCO(スノコ) Svelt(スヴェルト) 5W-30 SP GF-6A 4L
スノコ(Sunoko)
エステル技術「ES-COMBINATION」を採用。
エンジンの「省燃費性能」を引き出しつつも「エンジン保護性能」を重視し、高温時における清浄分散性能や耐摩耗性能を大幅に強化。
シビアコンディションになりがちな日本の道路環境に最適な、耐久性に優れたエンジンオイルです。
SUNOCO エンジンオイル Svelt EURO 5W-40 4L 全合成 エステル配合 SN/A3/B4/229.5/LL01/502/505 スノコ スヴェルト 543652
スノコ(Sunoko)
欧州規格 ACEA:A3/B4 に適合。欧州車の各社アプルーバル(認証規格)にも適合。API 規格 SN も適合 している為、国産車を始め米国車もカバーできるプレミアムグレードです。全合成油にエステルを配合する ことで、耐熱性に優れており、スポーティーな走りにも最適なエンジンオイルです。

おすすめオイル⑤~アッシュ(A.S.H)

<引用元>http://www.bigr.jp/ASHoil.htm
JCD PRODUCTS INC.
JCDプロダクツは、上質覚醒をテーマに品質に拘り抜いた自社ブランドオイルA.S.H.シリーズを開発しています。

知る人ぞ知る、的なメーカー。

エンジンオイルによく使われるポリマーとは「増粘剤」という添加剤で、低温から高温まで幅広く対応させるオイルを作る際に使われます。
しかし一方で熱に弱く、一度高温に晒されるとスラッジ(汚れ)の原因となってしまいます。
アッシュオイルはこのポリマーを使用しないことで、エンジン・ミッション内の汚れの原因を排除しているそうです。
ノーポリマーの利点としてオイル自体が汚れにくいので「劣化しにくい」ということにつきます。
それゆえに油膜粘度が低下せず、ベストな状態を安定して長く保つことができ、ロングライフでの使用が可能になります。
どちらかといえばサーキットを走ったりするような使い方をする方に好まれるオイルです。

ノンポリマーのエンジンオイルと言えばアッシュ。信じられない位ロングスパンでの交換が可能になります。長い目で見ると価格の高さは気にしなくていいのかも??

おすすめオイル⑥~ニューテック(NUTEC)

<引用元>http://minatomotors.blog.fc2.com/blog-category-19.html

コストカットよりも品質を優先した製品開発をモットーとしているニューテック。
今では数少なくなったエンジンオイルマニアや、車好き/走るのが好き、というユーザーがターゲット。その為価格は一般的なエンジンオイルよりも値が張る。
ベースオイル自身を高性能化することによってオイル性能が劣化しにくい特徴を持っています。
ニューテックのオイルは超微粒子分子構造で、せん断性、熱伝導性、極圧性に優れているとされています。
微細化されたオイルは金属表面に吸着し、極薄油膜を形成し強靭で油膜切れを起こさない理想的な滑接面を作りだしてエンジン内部のフリクションが劇的に低減し、車両が変貌する様が手に取るようにわかります。

アッシュ同様、走りが好きなマニア嗜好のユーザーの為のエンジンオイルブランド。エステルを高い比率で配合しているのが特徴。信頼性も高く、各種添加剤は日産のOEM供給をしています。

おすすめオイル⑦~モチュール(MOTUL)

<引用元>http://sugahirock.com/2718/
https://www.motul.com/jp/ja/products?facets%5Bapplication%5D=139&facets%5Brange%5D=25

150年の歴史を誇るフランスのオイルメーカー。

世界で初めて100%化学合成の自動車用エンジンオイルの市販化を実現したメーカーです。
モチュールと言えばエステル、従来のダブルエステル テクノロジーを革新的に進化させたMOTUL独創の新技術、
エステル・コアテクノロジーによって、エンジンの出力向上と信頼性の向上に貢献。

従来より評価の高かったレスポンスの良さに更に磨きがかかっています。高温時の油膜強化と油膜の厚さがさらに強化され、過酷な条件下でもエンジン内部を磨耗から保護します。
また、せん断による粘度低下ゼロを実現。安定した油圧を維持します。(実際にはゼロではないらしいが)

アマゾンの評価数と評価が圧倒的に高いのが人気を裏づけています。

積極的なモータースポーツへの参加でレーシーなイメージがとても強いモチュール。エンジンに強い負担のかかる同世界で活躍していて、数多くの実績を残しています。市販オイルの中では1つ抜けた存在と言えます。それだけコアなファンも多く存在します。

おすすめオイル⑧~シェル(SHELL)

<引用元>http://www.showa-shell.co.jp/carlife/products/helix/oillineup.html
apollostation oil

シェルといえばやはりフェラーリ。

シェルヒリックス「ウルトラ」はフェラーリの純正オイルとして採用されている。そのネームバリューはあまりにも大きい。

シェルオイル(シェルヒリックス)は天然ガスを原料としたエンジンオイルであり、シェルのオイルシリーズである
「ウルトラ」「HX70W-20」、「HX75 5W-30」、「HX80W-16」のベースオイルには、

天然ガスを使用したシェルが独自の化学合成油 Shell XHVIが使用されています。一般的な鉱物油ベースオイルと比較するとエンジンの保護と省燃費性が優れています。

そんなシェルヒリックス「ウルトラ」の評価はとても高く、価格以上のエンジンオイルである。として名高い。勿論フェラーリ以外の車にも問題なく使用できる。

むしろ一般ユースな使い方だと宝の持ち腐れ、オーバースペック、という声まで聞こえる。それほどまでにオイル自体の素性がよく、愛好家からは重宝されている。

残念なのはヒリックス「ウルトラ」を手に入れるにはシェルスタンドに出向くか、インターネットで手に入れるしかない、ということ。

おすすめオイル⑨~エネオス(ENEOS)

オイル|取扱商品・サービス|ENEOS
ENEOSのオイルをご案内します。

最新国際規格(API/SP、ILSAC/GF-6)の要求性能を凌駕する、当社技術の粋を集めた100%化学合成油エンジンオイル。更なる顧客満足度向上を目指すため、省燃費性能、加速性能に加え、当社独自の指標である「乗り心地性」を新たに追求した「新・体感プレミアムエンジンオイル」です。

HPより

VHVIでもエネオスは原油から蒸留精製するコンビナートを自社で持っている為、品質は純国産(※VHVIの中には韓国産も有ります)です。
さらにベースオイルに使用されているW-BASE技術はオイルの分子構造そのものを直鎖構造にしたオイルで他社のVHVIより高度な処理が施されております。
粘度指数も5w-30で確か230超え、一般的なオイルは大凡150〜160前後、耐久性重視の高品質オイルです。

アマゾンより

前オイルであるサスティナから実に9年ぶりの?新オイルということでCMも大々的に打ち出して登場したXシリーズ。

サスティナからどれだけ進化したのかと言えば、乗り心地性・省燃費性・加速性の3つを向上させたと打ち出している。

個人的に乗り心地性というのがいまいちピンとこないのですが、エネオスいわく騒音と振動を低減させて乗り心地向上をさせたと謳っている。

従来比で摩擦抵抗58%減とのことで、これが本当ならば凄い数値だ。

アマゾンの説明ではオイルは純国産ということでエネオスのこだわりが見える。

私個人的な感覚だとエネオスのエンジンオイルはシェルと比べるとユーザー目線に近いオイルブランド作りをしているように思います。

シェルはフェラーリという存在感が大きく、普通のエンジンオイルより1ランク上なオイル作りをしているような…そんなイメージです。

シェルが悪いという話ではないのですが、エネオスはちょっとガソリン入れたついでにオイルも変えようかな?

といったそんな雰囲気作りを大切にしているように感じますね。

おすすめオイル⑩~レッドライン(RED LINE)

レッドラインオイル
<引用元>https://minkara.carview.co.jp/userid/462308/car/527803/1122630/note.aspx
日本レッドラインオイル - シンセティックエンジンオイル - 5W20

米国産のオイルとしての代表格と言えば、レッドラインは外せない。

客先から求められた性能はジェットエンジンに使用するオイルとして、超高温下でも使用可能なオイルが必要でした。

その条件をクリアする為に、レッドラインはコンプレックスエステルとポリオールエステルをベースに採用し、油膜性能、高温耐久性と低フリクションを同時に実現した超高性能オイルとして誕生しました。

100%化学合成オイルが一般的ではなかった当時、レッドラインは自動車やバイク、船舶用エンジンなど様々なエンジンへの高性能オイルの供給を目的に100%化学合成オイルの開発を行いました。

その結果、従来のオイルとは一線を画す圧倒的な性能を発揮。モータースポーツの世界を中心に実績を重ねて超高性能オイルとしての地位を確立。

日本では当初、そのあり得ない程の性能からライバルに確実なアドバンテージをもたらす秘密兵器として一部のレーシングチームで限定的に使用。

当時はレース関係者やごく一部のカーマニアの間でのみに知られていました。

「レッドラインでないと勝てない」とする逸話が残っている程、最高なオイルだったそうです。

おすすめオイル⑪~バーダル(BARDAHL)

<引用元>http://www.sa-kawasaki.com/minix/diary/infdata/667.jpg
バーダル BARDAHL
バーダル製品はバーダルA&L株式会社が日本における正規輸入・総発売元として皆様にお届けしております。

1930年代に創業、約70年以上の歴史を持つメーカー。

世界で唯一の潤滑被膜システム、ポーラーアトラクション被膜を開発したアメリカのオイルメーカーです。同時にそれが最大の特徴でもあります。

自動車用各種添加剤、工業用潤滑剤、船舶建設機械潤滑剤等の分野で幅広く活用されています。驚愕のオイル無しでの車両走行に成功させました。(ノーオイルランテスト)

その成功させた秘密が上述したポーラーアトラクション被膜によるものです。

ポーラーアトラクション被膜は金属表面の凸凹部に入り込み吸着し、より効果的な潤滑作用を可能としました。

しかもオイルがオイルパンに全て落ち切っても、ポーラーアトラクション被膜は残り続け、ドライスタートをも保護してくれます。

また、バーダル製品はエンジンオイル添加剤でも高い評価を得ており、各種用途に応じてラインナップも豊富に揃えています。

<筆者の感想>

リンカーン・タウンカーに乗っていた頃に入れていました。

スーパーオートバックスに常備されてあったので、やっぱりアメ車にはアメリカのオイルでしょ。という偏見の元、1年位は使っていたでしょうか。

しかし、これといって何か印象的なオイルだったわけでもなく、ちょっとお高いエンジンオイル。程度の認識しかありません。

タウンカーって意外とエンジン回すんです。車重の割に馬力とトルクがないので坂道や高速の合流などでベタ踏みする場面がよくありました。

そこでエンジンオイルの銘柄による性能の違い、がよくわかったのですがバーダルはそれ程静かでもなく、かといってトルクフルでもなく….といった感じで。

ポーラーアトラクション被膜がドライスタート保護に役立っている。

という観点でのみ見ていけば確実にエンジンの保護になるのは明白ですが、長く使ってみないと実感はわかないと思います。

それこそ新車時からずっと使い続けるとか。そこでエンジンバラしてみてやっと実感するのでしょう。

否定するワケではありませんが、バーダルを入れるなら今の私ならモービル0W40入れますね。

個人的にバーダルはエンジンオイルよりも添加剤やケミカル商品の方が名が知れているイメージです。

ガソリン添加剤やエンジンオイル添加剤「KIWAMI」は昔から高評価です。

おすすめオイル⑫~ロイヤルパープル(ROYAL PURPLE)

ロイヤルパープル

ロイヤルパープルオイルはアメリカ・テキサス州にあるロイヤルパープル社が製造する100%化学合成オイルです。

高品質合成油PAOと独自に開発した添加剤である「シナーレック」を配合する事で強い油膜、フリクションの低減、クリーンな燃焼が可能となり、

その結果レスポンスのUPや馬力UP、排気ガス中の有害物質の削減を実現。

添加剤シナーレックの働きは、荒れた金属表面を削り平滑にすることで十分な油膜をエンジン内に保持することのできる独特なもの。

ロイヤルパープルを繰り返し使用することでエンジン内部は摩擦や高負荷にも対応でき、強固な油膜が再形成されて金属表面の平滑化と強い洗浄性能を体感する事ができます。

<筆者の感想>

現在最も筆者がオススメしたいエンジンオイルです。

ロイヤルパープルオイルは日本ではあまり聞かないオイルですが、アメリカではごく一般的なオイルらしいです。

特徴であるシナーレックがこのオイルの最大の売りで、使えば使う程にどんどんエンジンがシルキーに変化していきます。

私は3年程このオイルを軽に使用し続けました。(スズキ/kei・スバル/R2)

これほど興味のひくオイルは他にありませんでした。今は取り扱い店舗の少なさから入手しやすい他のオイルへと変更しています。

最初は汚れ、他銘柄オイルの排出というフラッシング的な意味合いで使用し、5,000kmで排出。次から10,000kmでの交換で構わない。

とするロングライフ設計は経済的で、最初のオイル交換をした直後のフィーリングが長続きします。

シナーレック効果で使い込むたびにどんどんエンジンが静かになり、踏み込んでもガサツな音を出しづらくなる。そんなエンジンに変化します。

結構回しているのにこんなに静かなの?と思った程です。

ロイヤルパープルオイルのパッケージに表記されてあるオイル粘度は一般的なオイル粘度指数よりも柔らかいとされています。

例えば5w30であれば5w20程だと思った方が良いと以前詳しい方に教えていただきました。触ると実際サラサラしており、納得できます。

以前私が書いた記事でロイヤルパープルを紹介していますので、そちらも参考にしてみて下さい。

独自の添加剤シナーレックが最大の特徴のアメリカ製オイル。使い続けることで金属の摩擦の軽減、平滑化が進む特殊なオイル。エンジンオイルではなく、カスタムパーツと捉える人もいる程エンジンに良い変化をもたらします。

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