令和となってからの最初の投稿です。
近頃仕事が多忙なことが多く、中々記事を書いている時間がとれないので、令和へなったことを機会にこれからはもう少し気軽に、コンパクトな記事も書いていってみようと思います。
よし書くぞ、と思ってあれこれ調べて書き出すと1~2時間はかかってしまうのがザラなので….。
なのでもうちょっと自分の言葉を主体に書いていってもいいんじゃないかな?と。
一般的な「ブログ」要素を少し強め、これからこのサイトを運用していきたいと思っていますので宜しくお願いします。
それでも更新が滞ることが多々あるかとは思いますが….。
そんなワケで今回はどうしてアメ車は売れないのか?について考えていきます。
アメ車が売れない理由について考えてみる
壊れるイメージが強い
最も売れない原因として考えられている?のがアメ車=壊れるというイメージが強いことだと思います。
実際90’年代初め頃のアメ車の品質はあまり良くないことがあったようで、その頃製造されたアメ車はよく故障するという話を私も耳にします。
この頃は質の悪い並行輸入車も多く、20~30万km走っているにも関わらず悪質な業者の手によってメーターを巻き戻され….そんな車両が数多く市場に出回りました。
当然のことながらそんな車は正常な状態であるはずもなく、故障も頻発します。メーター上は2~3万kmなのに次から次へと壊れていく。だって実際は何十万kmも走っている車なのですから。
私の周りでもこういった知り合いは本当に多くいました。見た目はピカピカで新車同様なのにオイルは漏れて、何かしらの警告灯の類のランプが常に点灯。
そしてかさむ修理費。維持しきれずに売却。こんな流れでした。
私がリンカーン・タウンカーに乗っている頃でもまだまだこんな悪評が多く、例を挙げるとシボレー・アストロ、ダッジ・チャレンジャー、マグナム、クライスラー300などはよくこういった話を聞きました。
「車検毎に乗り換えるなら乗れるかもね。」
などといった一般常識ではあり得ないようなトークが車仲間の間でささやかれ、アメ車ショップでもそういった言葉を推奨するような動きがありました。
販売店が少ない
次にこの問題。アメ車を扱う店舗が少なすぎます。
日本は圧倒的に「外車と言えばドイツ」の流れが強く、そこに他外国車が割って入ってくることは簡単なことではありません。
近年ではルノー、フィアット、プジョー、シトロエンが頑張っている印象を受けますけど、まだまだ日本はドイツ車優勢です。
あまり車に詳しくない人からすると高級車と言えばベンツ。のイメージが強すぎてどうせ外車乗るならベンツに乗りたい、と思っている方が大勢います。
以前私が勤めていた会社の社長で車を買う時は必ずベンツを選んでました。何故ベンツなのか?と聞くと「ベンツなら間違いないから」というものでした。ちなみにその社長は車にはさほど興味のない人でした。
ベンツではなくてもドイツにはBMW、そして近年急速に売り上げを伸ばして確実にシェアを伸ばしているアウディがあります。どちらも外車と言えば….の代名詞的なメーカーです。
比べるとアメ車は全く売れず、アメリカ車で今日本で有名なメーカーと言ったらジープ、2輪車ではありますがハーレーダビッドソンがあります。
この2つは日本でも安定した売れ行きらしく、特にジープはどんどん販売網を拡大しています。近所でも最近ジープディーラーが新しくできました。
逆に言えばそれ位なもので、他のアメ車達の売れ行きは数字にすると雀の涙程でアメ車ファンが好んで購入しているに過ぎない状況が長年続いています。
要するに新規顧客が獲得できていない状況にあります。
その悪循環に追い打ちをかけるように数年前にはフォードが日本から正式に撤退してしまい、昨年はクライスラーまでもが事実上撤退してしまいました。
ダッジが参入した時期がありましたが、わずか数年で日本から姿を消すこととなり、日本のアメ車市場はとても厳しい中にあります。
残ったアメ車メーカーの巨頭、ゼネラスモータース(GM)も販売店舗が少なく、これといった稼ぎ頭もない中、いつ日本から撤退するのかわからないような状況です。
日本人気質にはアメリカの車は肌に合わないのでしょうか?
このままだとその内、日本からアメ車の正規ディーラーはジープを残して全て撤退。なんてことも十分にありえる状態にまできています。
どんな車があるのかよくわからない
上記の通りアメ車を売っているお店が少なすぎてどんな車があるのか?一般ユーザーにはよくわかりません。
10~20年前程前までは日本でも存在感のあるアメ車達は多く存在していたのに、今ではすっかり街中から姿を消してしまいました。何故このような状況になってしまったのか。
思うに単純に商品力の力の差、が現在の状況を生み出してしまったと感じます。
この辺の話をすると長くなりそうなので割愛させてもらいますが、各国の強豪を相手に十分に戦える品質、販売網を適切に育ててこなかったからだと考えています。
好きな人だけ買って下さい、みたいな座して待つスタイルに甘え過ぎたというか。
話しを戻しますと、唯一残っているGMでさえTVでCMをやっているわけでもないし、新型車を知りえる情報とすれば車雑誌に目を通すか、HPを見るか、車修理などの際にお店に出向いたとき、偶然新型車が出ることを知るか。位なものです。
メーカー側からこんな車が出ます。といったアナウンスがあまりないのです。これでは売れる車も売れません。
日本でのキャデラック車の稼ぎ頭にキャデラックXT5というレクサスRXサイズのSUVがありますが、そんな車でさえ特にCMを打ち出すわけでもなく、キャデラックファンだけが知りえる存在に留まっています。
GMジャパンの社長がXT5リリース時に日本市場はそんなに販売台数を追いかけてるわけではない、といった趣旨の発言を以前してましたから会社的には特にCMを打たず、既存の顧客達や興味ある人だけにアピールできればいいと考えているみたいなので、あまり売れなくてもいいのかも知れませんが….
もっともっと宣伝して、こんな車がある。ということを認知させれば今の日本の状況も少しは違ったと思うのです。
特にフォード車のラインナップは日本市場にもマッチしていると思え、撤退は今でも非常に残念でなりません。
今のアメ車の品質は問題ない
現在のアメ車の品質はとても高品質なもので以前のように故障ばかりで手がかかる、といったことはないと断言できます。
確かにタウンカーはよく壊れました。が、キャデラックDTSに関しては故障頻度で言えばタウンカーの半分以下です。
アメリカでは当時ベンツやレクサスを抑え、ラージクラスのセダンで最も故障しにくい車、として評されたこともあるほどです。
アメ車を購入するにはなかなか勇気がいるかと思いますが、昔のようにバカスカ壊れることはありませんのでそこは安心してください。
ですが壊れるときは壊れます。国産車と同じような感覚ではいられませんのでそこだけは注意です。
アメ車を売ろうと思ったら、とりあえず宣伝を強化しないとダメでしょう。
アメ車がいいのか悪いのか?それすらもわからない現状では売ろうにも売れません。
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