変わらないと言われているワイパー、実は1番進化している?

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雨が降る。ワイパーを作動させる。

この一連の動作に疑問を持つ人がどれだけいるだろうか。

車のワイパーはすでに完成されている。と言われていて雨が降ればワイパーで水滴を払う、という動作は常識。右左折時にはウインカーを出す。という位常識なルール。

ワイパーに変わるモノが開発されればノーベル賞もの。一生食べていける。と言われています。

そんなワイパーについて調べてみました。

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自動車のワイパーについて

初登場はT型フォード?

諸説あるらしいのですが、車のワイパーが初めて採用されてのは1908年に発売されたT型フォードだったという話です。

1つ確実に言えることはそれ程の昔から、車のワイパーという装備は存在していて完成されている。ということです。

ガラスをゴムで物理的に拭き取る。これ程シンプルで効果的なシステムは他にはないのでしょう。

当時ワイパーを開発した方々は、登場から100年以上経ったこの世の中でもまだ使われていることを知ったら喜ぶことでしょう。研究者冥利に尽きます。

姿は変わらずとも進化している

見た目は変化が少ないので気づきにくいのですが、ワイパーは車の中でも最も進化の度合が強いパーツと言えます。

一般的なトーナメント式ワイパーブレードから始まり、近年は空力性能を重視したフラットなワイパー、エアロワイパーやフラットワイパー等と呼ばれますが、それらの採用も増えてきました。

フロントガラスに撥水剤を使用するように、ワイパーにも予め撥水剤を塗っておいて水ハジキをよくするような工夫がされたり、これもだんだんと当たり前のこととなりました。

ワイパーは常にフロントガラスとの摩擦にさらされています。

その圧力はなんとタイヤの単位面積あたりの圧力、およそ4倍以上もの力で押し付けられているそうです。驚きですよね。タイヤよりシビアな条件でワイパーは作動しています。

フロントガラスの曲面により追従するようなゴム素材を選定したり、より適切なワイパー形状の研究を進めたりしていて常に進化しています。

ですのでワイパーは決して進化を止めたわけではなく、むしろこれ以上は改善するところが….といったような極限のレベルにまで突き詰められている状況らしいですよ。

 

ワイパーに変わる「ワイパー」の開発

そんなワイパー業界ですが、色々なところで色々な「ワイパーに変わるワイパーの研究・開発」が進められているようです。

・自動車用エアーワイパーの構造

上記リンクに記されているような新しいワイパーのカタチ、を模索しているメーカーも少なくありません。

エアーカーテン式ワイパーや超音波で水滴をなくす、といったような話が多いようですね。

ですがこれまでに量産車には実現できていない(一部例外があるようですが)ところを見ると、中々難しいようです。

ワイパーの役割は水滴を払うだけではなく、付着した汚れや虫を取り除くという役割も持たせてあります。

そう考えるとエアー式や超音波式では分が悪いのでしょう。

ゴムという物質で物理的にガラスを拭く。という行為がコスト的にも安価で開発もしやすく、今のところ最良の方法なのだと思います。

車が空を飛ぶようになってタイヤの形が丸くなくても大丈夫。

というような感じで、完全無人で車が運用可能になるまで、オートパイロット運転が100%確立されるまではこれまでのワイパーの形やシステムというのは今後も大きく変化はしないのかな?と個人的には予想しています。

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