キャデラックSRXクロスオーバーの純正ナビ地図更新を行いました。
更新方法とその作業内容をここに記録します。
ざっくりとした手順としてはまず、GM店舗やGM車を扱っているヤナセに連絡してアップデートディスクを入手。
アップデートディスクだけでは更新できず、認証コードが必要になります。
あとはひたすら待ちます。更新が終わるまで。結構時間がかかるので時間に余裕のあるときに行うのがいいでしょう。
それと断っておきたいのですが2010~2012年の前期モデルが対象です。後期はやり方が異なりますのでご了承ください。
キャデラックSRX、純正ナビアップデートの方法
アップデートディスクの入手
まずは純正ナビを更新するにあたって、更新するアップデートディスクが必要になってきます。
GMディーラー、またはGM車の取り扱いのあるヤナセへ連絡するのが手っ取り早いでしょう。価格は税込み¥37,800です。アップデートの値段としてはかなり高いと思います。だってこれでポータブルナビなら買えてしまいます。
私の場合社外ナビを検討していたこともあり、色々あって結局断念したのですが社外ナビインストールの費用を考えたらまあいいかなと。
DTSからお世話になっているヤナセ芝浦へ連絡し、ナビ更新がしたい旨を伝えてアップデートディスクを手に入れました。
今現在の最新版は2016年5月にリリースされた物で中身は2015年12月までデータだ、と説明されました。
私のSRXはおそらく2011年度の物で止まっているのでおよそ5年分最新になります。
現状、最新になっても3年落ち(もうすぐ4年)の地図データなのでちょっと微妙なのですが古すぎる情報のナビに耐えられません。
そしてここで注意しておきたいのですが基本的には店舗でのアップデート作業を推奨するとのことで、個人ユーザー自身でアップデートをお願いするという事例はあまりないそうです。
理由としてアップデート作業中に何かあった場合、万が一車両が故障してしまったなどの予期しない事態が発生してしまったときに正規ディーラーとしては責任がとれないから。という説明を受けました。
そういったリスクを承知の上でなら…..という条件付きで今回自分でアップデートすることになりました。
こちらもこの年末のバタバタや子供の面倒等々で店舗に行く時間がとれなく、本来であればお任せしたいところだったのですが半分はやむを得ず、という部分もあります。
もう半分はDIYの虫が騒いだ、といったところです。
アップデート作業には3~4時間もかかるとのことで、ヤナセ芝浦ではその間ずっと車を預けて店舗で待つか、車を預けてしまって作業終了後に取りに来るか、という対応がほとんどらしいです。
さすがにそんな長い間待つわけにもいかないし、かといって車を預けてまた取りに来る。という芸当は年末年始の忙しい中もあって難しい。
じゃあ….ということでちょっとムリを言ってサービス長にお願いしてアップデートディスクを代引き発送していただき、諸々のリスクを承知の上で今回の作業となりました。
リコール作業の実施が必要
アップデートを行う前にはリコール作業を完了させなければならないらしい。
同封されていた注意書きにそう記載がありました。
私のSRXは2013年製でCG064の実施は記録簿に記載があり、リコール作業はおこなっているようです。
これがリコール作業未実施のままアップデートをするとどうなるのか?については言及されていないのですが、こんな注意書きを用意する位なので行っておいた方がいいのでしょう。
CG058については私の車両はそれよりも年式が新しいので該当しないのですが….おそらく大丈夫だと思いますのでこのままアップデートを続けます。
アップデート作業の準備
アップデートするにあたっていくつか注意点があります。
作業開始時スタートボタンを5秒以上長押しすること。バッテリー充電器があった方が望ましいこと、作業は中断しないこと、です。
キャデラック、というよりGM車両に多いのですがエンジンをかけずにオーディオやナビが作動できる状態、アクセサリー電源ONの状態は長くは続かず10分程度でパワーダウンする場合がほとんどです。
エンジンをかけ続けてナビをアップデートしてもいいのですがガソリンを消費してしまうので、できればアクセサリー電源ONの状態で作業を進めたいところ。
SRXの場合、プッシュボタンを5秒以上長押しすればサービスオンリーモードというモードに入ることができ、このモードになれば何分経過しようが勝手に電源が落ちることはありません。
一般的なアクセサリー電源ONの状態と同じです。このモードはサービスマニュアルにも記載されています。OFFにするときはもう1度プッシュボタンを押します。
しかしそのままではバッテリーを消費し続けてしまいますのでバッテリー充電器やブースターで繋いで、といった用意があれば完璧です。
それらがなくても作業は可能ですがアップデートには時間がかかるので用意があった方が安心。それかガソリン消費を覚悟でエンジンをかけたまま作業するか、です。
私はCTEKバッテリーチャージャーを持っているのでそれを繋げながら作業しました。バッテリーを車載しながら充電できるので便利です。
最後に作業の中断はあまり望ましくないようです。ヤナセから言われました。1度開始したら最後までやりきってしまった方がいいと。
芝浦ヤナセ側はあまりSRXのナビアップデートの作業を行ったことがないのかその辺りの回答はあやふやでした。今までの作業履歴は中断したことがないのでどうなるかわからない、といった言葉でした。
変にリスクを取るよりは確実に、といったことでしょう。
私の調べでは本国情報だと作業中断、アクセサリ電源・エンジンOFFしても更新は内部で、バックグラウンド的に行われているらしいです。ウインドウズの更新のように。確証はないのでなんとも言えませんが。
アップデートの開始
準備が整ったところでいよいよアップデートを開始。
作業自体はとても簡単でディスクを入れて画面通りに従うだけ。作業マニュアルなどもなく、画面の指示通りにやればまず間違うことはないと思います。
ディスクを入れると認証コードを求められます。ここでヤナセからあらかじめ教えてもらった認証コードを入力しなければアップデートはできません。
認証コードは1つのディスクに1つの番号しか割り振られず、他の車両で使い回しができないような仕組みになっているそうです。当然と言えば当然か。
不思議に思ったのが「更新にはおよそ75分かかります」というメッセージ。
ヤナセも更新には4時間かかる。と言っていたし、私が調べた情報でも更新は3~4時間かかると事前にリサーチしていたのでおかしいなと。
「およそ」だからここから大幅に時間が伸びて3時間も4時間もかかるのだろうか。まあ短い分には歓迎だけど。
待つ間はやることもなく、ただひたすらに待つ。
およそ40分位でしょうか、次のディスクを求められました。
早い、早すぎる。予定だとあと30分位で終了するけど、ここから何時間もかかるのだろうか?
などと考えながら2枚目のディスクを入れた。
09:55分に作業を開始して11:16分に作業終了。
大体75分でアップデートは完了しました。意外な程あっさりできたので拍子抜けです。
3~4時間もかかるというのはデマ?たまたま自分の車だけが早かったのでしょうか。
もしかしたら前年度のアップデートディスクや他の車両では長いこと時間がかかっていたのかもしれません。
散々ヤナセから「失敗したらどうなるかわからない」「個人ユーザーアップデートをお願いしたことはない」と脅されていただけにホッとしました。だけどヤナセを恨んではいけない。彼らは正規ディーラーとしての仕事をまっとうしただけ。
しばらく緯度・経度表示されていてバグったかと思いましたが、ボタンをいじくり回しているうちに正常表示されて一安心。
アップデート完了後はどうなったか
まず感じたのがナビの起動がとても早くなりました。
今までも遅いと感じたことはありませんが、キャデラックロゴの演出が終わった瞬間ナビに切り替わります。これが今まではワンテンポ遅い感じでした。
それとCDを録音する際、HDDデーター上に無いCDを録音すると録音した日付と時間がCDのタイトルとして表示されていましたが、それが「トラック」という表示に統一されています。
たくさん録音するとHDDリスト内はごちゃごちゃと数字の羅列で見にくくなっていたので細かな改善です。
まだその他は確認できていませんが、気づいたことがあれば記載していきます。
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