ここ神奈川では毎週日曜日、夜23:00からエヴァンゲリオンのTVアニメ版が再放送されています。
この再放送を見るのがここ最近の1番の楽しみと言っても言い過ぎではありません。
決してエヴァを見ていなかったワケではありません。むしろ当時リアルタイムで見ていた位で、その後の深夜の再放送もビデオテープに録画して今も実家のどこかに眠っています。エヴァは今でも結構好きです。
私はもともとアニメやゲーム、漫画が好きで中高生の頃が1番のピークでした。どっぷりそっちの世界にハマっていて、学校が終わって家に帰ってからは毎日格闘ゲームの練習ばかりしていました。
そんな私が当時1番ハマっていたアニメが「新世紀エヴァンゲリオン」でした。
中2~3の頃だったかと思います、リアルタイムで放送されていたのは。
ガンダムが好きな私ですが、その頃はガンダム以外のロボアニメはあまり見たことがなく、ガンダム以外のロボアニメでハマったのはエヴァだけです。
今はぶっちぎりで年上になってしまいましたけど、当時は主人公達と年齢が同じなこともあってか共感できる部分が多くあって、食い入るように見ていたのを今でも思いだします。
エヴァは今でもファンが多くいて今年6月に最新の映画の公開を控えていましたが、残念ながらコロナの影響で延期となってしまったのが悔やまれます。
多くのファンがいる、ということは単純にそのコンテンツが面白い、ということです。
再放送第1話から見ていますが再放送を見て、こんな40間際のおじさんが見ても本当に面白いなって思えるんです。これって凄いことだと思いませんか。
リアルタイムで見ていた当時はシンジやアスカ目線で見ていたと思うのですが、今は周りを取り巻く大人たち、ゲンドウや加持、ミサトやリツコらの立場でエヴァを楽しんでいる自分に気づきます。
今再放送を見返していると、当時は意味の分からなかった大人たちの言葉がわかってくる。そこが面白い。
ゲンドウ「人と人が理解し合うことは決してできぬ。人とはそういう悲しい生き物だ」
加持「辛いことを知ってる人間の方が、それだけ人にやさしくできる。」
加持「出会いには理由はなくても、別れには理由があるってことだな」
私の心に響いたセリフを抜粋しました。
特に加持の言葉は心に残りますね。個人的に加持のようなちょっと謎めいた、裏のあるような大人の男に憧れていまして。おそらく憧れで終わってしまいますが。
こういったセリフの数々がまだ中学2~3年の私にはわからなかったワケです。言葉としては理解できましたけど本当の意味ではわからない…。
しかし今聞いてみると…染みいるんです。深いなと。
考えていくとこういったアニメを制作している方々も凄いなって思うようになります。アニメを作っているのは大人、その大人が思春期真っただ中の子供達の心の動きや葛藤を描いたりするのは到底自分にはできないことです。
シンジ達主人公らの行動を見てかつての自分はこう思っていただろう、考えていただろう、と思いながら、現実社会を生きる大人達の行動、感情に共感しつつ楽しめる。こんなコンテンツ他にありますかね?
だから息の長い作品になったのではないか?と思えます。あとこの監督の演出の仕方も好きです。
あと2~3か月でこの再放送も終わるはずですが、終わってしまったらかなりショックです。
以前は同じ枠でボトムズが放映されてました。これもかなり面白かったので、またボトムズみたいですね。
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