先日会社で使っているパソコンと、それをサーバーとしてやりとりしている機械の1台がネットワークの不調でどうにも通信ができない状態に陥ってしまった。
そのままでは仕事に支障をきたしてしまい、何より急ぎの仕事だった為かなり焦っていた。というのも不調の原因がわからないからだ。
あれこれ色々試してみても復旧せず途方に暮れていたところ、ダメもとで自分の車で試しているコネクタ接点のメンテナンスを試みた。
それはただLANケーブルのコネクタと差し込み端子を洗浄しただけの簡単作業。すると今までの不調がウソかのように復旧した。
コネクタのメンテナンス
接点を復活させて電気的に正常な状態に
私がこれまで乗ってきた車は大体アースポイントを磨いて、接点復活スプレーなりを塗布してきている。
古い車程有効なようで、以前に乗っていたスズキのKeiはこれまでに最も効果がよく表れた。
ヘッドライトのアースに塗布すれば後付けHIDのチラつきがなくなり、点灯時の立ち上がりが鋭くなった。
点火系のコネクタに塗布すればアイドリングが落ち着き、そしてあるヒューズ(場所は忘れてしまった)に塗布したところ、燃費がリッター2kmも改善されてとても驚いた記憶が残っている。
型の古くなった車両はもともとの配線が劣化し、電気抵抗が増している状態にある。そこを洗浄して正常に戻してあげれば本来の性能が発揮できる。
この考えはアーシングの考えとも似ていて、アーシングを施す車両も古い車程有効に働く傾向にある。これも純正アースケーブルが劣化して、後から付け加えるアースケーブルによって電気の流れが正常化し、効果が表れやすいのだと思う。
安価で簡単、どんな車にも
画像の物はKURE工業のエレクトロニック・クリーナー。説明書きによると基盤の洗浄にも使えるらしい。
このクリーナーで接点を洗浄した後、導電を促すスプレーなどのケミカル類を使用すればなお効果が出やすい。
こういったクリーナーの類は高くても2,000円はしない物で、安価な物であれば数百円で購入できる物もあり、(タミヤのグリスなど)敷居が低くて誰でもできるのがイイところ。
こちらの資料によれば「走行距離に伴い端子抵抗は上昇し、10万キロ走行より15万キロ走行では端子抵抗の平均値、最大値とも高くなっている。」
と記載されており、確かに経年劣化によって電気抵抗が増加することが明記されている。
最も抵抗の高い箇所はエンジンに最も近いイグニッションコイルコネクタである、ということも記載されている。
これは私が今までに1番体感しやすい部分であった、イグニッションコイルへとつながるコネクタへの導電材塗布を裏付けるものだった。
塗布することにより車両によってはアイドリングがスムーズになり、ザラザラとした感触がなくなったり、中には時折り発生していた息継ぎ症状が軽減するような車両もあった。
安価で車の変化を感じ取れることができるので、DIY派の方にとっては面白みのある分野だろうと思います。
興味ある方は是非。
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