今のフリーター/ニートについて考えてみた。

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先ほどフジテレビ系列の「ザ・ノンフィクション」を見ていたとき、今もこういった人達で実は溢れているんだなあと感じた。

この回の題材はニート。時間があればこの番組はなるべく見るようにしている。キレイごとで並べられた世間もそれは表面上だけで、裏側や隅を見ていくと実はこんな状況です。といった題材を多く扱ってくれるので、興味があって見ています。

私もニートまでとはいかずとも、フリーターの期間が約4年程あったのでなんとなく共感しながら番組を見ていました。

 

 

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ニートについて

働かない人、働けない人、それぞれ

一言でニート、と片付けてしまうと簡単なように思える。なんで働かないのか?いい年して….。なんて言われてしまうのが現状。

今日視聴した登場人物のある1人がこう言っていた。「ニートは好きなことをやっているんだから幸せであるべき」それを聞いてああ、なるほどと思った。

働きたくても仕事ができない社会不適合者、人づきあいが苦手で社会に出られない、自ら好んでニート、フリーターを選んで生計をたてている人、そんな人達が出演し、私と年が近い人も多数いて世間にはいろんな人がいるなあ。と改めて思わされた。

私も人づきあいがどちらかと言えば得意な方ではないと思っている。基本的に人見知りであるし、フリーターの頃はバイトの面接がすごくイヤだった。

私の場合新しい、自分の知らない人と話すのが当時はイヤで、そのくせバイトはサービス業を選んでしまう自分は何をやっているんだろう?と、矛盾を感じながら生きていました。

フリーターをやっていた理由の1つとして、高校を卒業したときに当然今後の進路を決めるわけですが、ただ漠然と働きたくない。という想いが強く、就職をせずに高校を卒業したその日から今日からどうしよう….と不安を抱えながらしばらく生活したのを思い出します。

工業高校だったので働き口は当時就職氷河期と言えども選ばなければムリではない、といった雰囲気でしたが担任先生の問いかけに、卒業後は就職しません。特に何も考えてません。と告げました。

勉強することもキライだったので進学も全く考えてませんでした。

フリーターだったもう1つの理由は音楽の道を志し始めていたからです。よくある話です、フリーターやりながら音楽をやる、という。

ですが特に音楽業界のツテやコネがあったわけでもなく、楽器ができるわけでもない。ボーカリストになりたかったのですが人前に立ったこともないし、前述したように自分は人見知り。

どうすればいいのかわからず、わりと絶望を感じながら当時は生きていましたが、とりあえずバイトをしよう。と思って地元のゲームセンターでバイトとして働き始めたのがフリーターの第一歩でした。そしてゆくゆくはオリコンチャート1位を取れるような大物になりたいと、そう思っていました。

結局その夢は叶うことなく夢で終わったのですが、今では家を持ち、妻子がいて、好きな車を2台維持しながらたまの休日にゲームをしている。これはこれでなかなかいいものです。

あれから16~7年近く経ちますが人生とはわからないものです。その分仕事は大変ですが。

 

フリーターとして働くということ

今ではわりとこの言葉は一般的になってきているようなそんな感じがありますが、私がフリーターを名乗っていたころは世間の目は冷ややかで、社会からのはじきもの、ちゃんと働かない堕落した人間、みたいな風潮があって少し厳しいものでした。

私もフリーターという肩書きに少し後ろめたさを感じながらバイトをしていた時期もありましたね。バイトを1年やらないでほぼ家に引きこもっていたこともあって、その期間、ニートと言われるのに抵抗があった自分は今はバイトしていないだけ。と周囲に話していたことを思いだします。

そこで「フリーターとは幸せであるべき」という言葉を当時の自分が聞いたらすごいパワーになっていたと思います。自分が肯定された、認められている。といった気持ちになると思います。

望んでフリーターをやっている人には将来の夢、やりたいことのために今は定職につかずに頑張っている。という人が多く、今日の番組を見ていて出演者は収入は少ないけれど日々に満足感や充実感を得ながら生活しているなあと感じました。私にはもうそんな生活はできないので羨ましいなあとさえ。

本人が幸せを感じながら生活しているのなら、どんな働き方であれ私はいいと思います。就職したらぎちぎちに働かされて体を壊して休職・退職、といった人達を今までに何人も見てきたので。体を壊してまで働く位なら就職しないで余裕をもって趣味や余暇に時間を割いて働く、その位がいいんじゃないかと思います。

就職して結婚、子育てをして終えたら安定した老後生活。そればかりが人生じゃないですからね。

ネットが発達した昨今では自分の考え方と近しい人達と簡単にコミュニケートできるので、自分と似たような人達で共感を得ながら感じながら生活するのが簡単で、例えば私の場合車やゲーム、TM NETWORKです。

何が幸せか?と言われると幸せの定義は人それぞれなので難しい問題ではありますけど、今この時点で自分が置かれているこの状況を良しとしているか否か?というシンプルな部分でとらえてもいいのではいか?とも思います。

おいしい食事ができて楽しいとか、好きなゲーム/マンガが読めて楽しいとか。

そうくると彼らフリーターやニートは社会の歯車にガチガチに組み込まれることなく、自分の好きなことを主体にして生きていく。経済力はなくともある意味では本当に幸せなのかも?しれません。

 

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