去年の11月末、延期続きになっていたFF15がようやく発売された。PS4はメタルギアと、このFF15の為に購入したと言っても言い過ぎではない位、FFシリーズは昔からプレイしている。
ゲームに没頭していた当時は学生だったのでいくらでもプレイする時間を捻出することができたけど、今はいい大人になってそうもいっていられない。仕事に時間を割かれて1日1時間がやっとだ。
そこで仕事が休みの冬休み期間、1日10時間程プレイして一気にクリアした。こんなにゲームを1日にプレイしたのは10代の頃以来で、さすがに疲れた。
今日はいちファンとして、ファイナルファンタジー15の感想を記事にしていきます。
良かったところ
グラフィックが超絶キレイ
この部分はもはやFFシリーズのお家芸といってもいいのでないだろうか?その時々の時代の最高峰のグラフィックを常に提供してくれる。
SFCでリリースされたFF6辺りから話題になることが増えてきたような気がしている。今見るとヘッポコだけどFF7のあのポリゴンでさえも当時は称賛され、ムービーシーンではこれからのゲームの未来を感じさせたもの。
PS2でリリースされたFF10の時点で、すでにグラフィック面では他のゲームを抜きんでる存在となっていた。ムービーシーンは今見てもキレイだと感じる。
今回のFF15はそのグラフィックが更に進化。人肌の質感さえも再現されている。ムービーはパッと見、外国の俳優が演じているのではないか?と思える程、リアル。
背景の描写、車の質感もかなり細かに描かれていて、こんな世界が現実にあるかのような、そんな錯覚すらも覚える程にリアル。ゲーム中登場する愛車、レガリアでドライブすることもでき、最初は背景をただ眺めているだけでも楽しめる。
FFの醍醐味、バトル中の召喚は大迫力。召喚獣の力強さが伝わる見事な出来栄え。うちはホームシアターを組んでいるので音響面でも迫力のあるゲームプレイが楽しめた。
最終章の盛り上がり~感動のエンディング
ネタバレになってしまうのであまり詳しくは記載しない。個人的にはFF10以降、最もエンディングで感動した。最近のFFだと私の中では10を超える感動は出てきていなかったけど、それに匹敵するほど、良かった。自分が年をとってちょっと涙もろくなっているせいもあるかもしれないけど。
FF15のエンディングは今30~40代の働き盛りの世代に響くのではないかと思っている。昔の友達に久々に連絡とってみようかな?とか、そんな気にさせる。
最終章でのあの終末感がなんともFFらしい。シリーズの中でも印象に残ったFF6を思い出しながらプレイしていた。
悪かったところ
よくわからないストーリー
いきなり故郷が滅びたかと思えば突如として始まる剣集め。何の意味があったんだかわからない仲間の離脱、ヒロインは途中退場、ラスボスの目的不明さ。しっかりと物語を追えている、という感触は乏しかった。終盤は置いてけぼりだった。
従来のRPGのような会話パートが少なく感じられたのもその一因か。終始、FF15のストーリーの背景がよくわからなかった。映像作品である「キングスレイブ・ファイナルファンタジー15」を事前に見なかったのがいけなかったのか?
キャラに感情移入しにくい
パーティーはいきなり4人編成からスタート。最後までずっと一緒にいる。ちょっとずつ1人1人増えていく、というスタイルではなく、最初からフルメンバー。ゲーム中では特にそれぞれの出会いなどは語られず、すでにマブダチ同士。もっとゲーム中でそれぞれのエピソードが語られる場面があっても良かったのではないか。
これも「ブラザーフッドFF15」を見ておけ、ということなのだろうか。
バグが多い
既に有名な話になっている。とにかくバグが多い。私はそこまでヒドイバグには出会わなかったものの、レガリアで走行中に急にフリーズ、ゲームが強制終了し、PS4を再起動しろ。というような画面に切り替わったことがある。
あとはクエスト討伐対象のモンスターがいつまでも出てこないとか、モンスターが全く出現しなくなったこともある。
このバグ情報は調べれば調べる程無数に出てくる。それほど多い。
FF15と同じくオープンワールドなゲーム、グランドセフトオートシリーズも私が好きなゲーム。このゲームも実に様々なバグがあるのだけど、似たようなニオイをFF15には感じる。
特徴としてバグに一貫性がなく、突如として発生したりすることが多い。発生原因は内部処理が複雑そうなオープンワールドだからなのか。
ロードが長い
街から街へと車で移動した場合、道中の車での移動シーンをカットできるのだけどそうすると最長で1分ほどもロード画面を見せられるハメになる。街~街間が遠ければ遠い程ロードは長くなる印象。各チャプター毎のロードも長くてだるかった。
今時この長時間ロードはないだろう、とげんなりした。初期のPSを思い出した。
ごちゃごちゃしがちな戦闘
多数の敵と戦闘になることが多い本作。ジャンルがRPGではなく、アクションRPG寄りになっているせいか戦闘も自分で操作しなければならない。
味方が4人で敵は10匹以上、とかなってくると、もうわけがわからない。誰が攻撃していて攻撃されているのか?全くわからない。爽快感のある戦闘だけに惜しい。そこがストレス溜まる。気づけばHPがなくなっていてポーション連打していることも多い。
個人的には楽しめたゲーム
巷では散々な評価で、アマゾンの評価はもうガタガタ。色々と言われているけど私は楽しめた。エンディングが良すぎた。そこに至るまでの道のりが苦難の連続で….。
苦難と言ってもゲーム難易度自体はそれほど高くはない。むしろ低めに感じる。寄り道しないでクリアだけに集中すれば30時間位でいけるのではないだろうか。ラスボスもハッキリ言って弱い。モンスターの方がはるかに強い。
良いところより、悪いところの方が多くなってしまったけど、これをバネにより良いFFを作っていってもらいたい。願わくばFF15-2とかリリースされるのを望む。最近のFFシリーズの流行りみたいなものだし。
なんだかんだ言ってFFは好きなゲーム。毎度そのグラフィックと音楽には驚き、感動するFF。次回作が早くも楽しみになっている。
オマケ ~プチバグ集~
いつまでもチョコボに乗りつづけているグラディオとイグニス
チョコボに乗っているときに大量のサハギンが表れ、うっとおしいので降りて戦っていたんです。戦闘中グラディオとイグニスがいないなあ、と思っていたらちょっと離れたところでワケのわからないことになっていました。
地面にめりこんだ状態でチョコボに乗ってました。
2人と距離を離したら普通に追ってきたので事なきを得ましたが….。
イグニスにポーションを使ったらフリーズ
ナグルファルを討伐しようと出かけていき、即死級の攻撃に悶絶していたところ事件は起きました。イグニスにポーションを使ったらいつまでもポーションを使わず、画面からフェードアウト。ついにはフリーズしました。
仲間にアイテムを使うと該当のキャラにカメラが向いて演出が入りますが、カメラが向いたときにポーションの演出が入らないで、ゆっくりスタスタとどこかへ歩いていきながら最終的には見切れてしまい、画像のような感じに。
コレ、見えませんが画面の下の方にイグニスがいるんです。
一応曲は流れていてPSボタンも押せたのですけどそれ以外の操作を受け付けず、30分放置してもこのままだったので泣く泣く電源を落としました。せっかくナグルファルの体力半分まで減らしたのに、痛い仕打ちでした。
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