クルマの整備士が3割減!そこまでクルマ離れは進んでいるのか?

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気になる記事を見つけた。

クルマの整備士が3割減!自動車安全に深刻な危機

自動車整備士が年々減っていき、このままいくと整備不良車が巷に溢れかえってしまうのでは?と警鐘をならしている。私の友人知人にはかつて自動車整備士を過去にやっていた、という人が多く、整備士が減ってしまっているのでは?と以前から気にはなっていた。

 

 

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どうして退職してしまうのか?

過酷な労働環境

実際に私は自動車整備士として働いたことはないのだけど、整備士として働いてきた人達を多く見てきた。今ではその大多数の人達が整備士を退職していて、現在は違う自動車業界で働いていたり、全く違う業界で就労していたりする。

ニュースにもなっているように、整備士の人達の労働環境は良いとは言えない。ガソリンスタンドでバイトしていた頃はスタンドの業務をやる傍ら、自動車整備に追われる社員たちの姿を見ていた。

その勤務時間は朝8時~最長で深夜12時まで及んでいることもあった。それに月の休みは3~4日と、完全に現在ではアウトな環境で働いていた。

今ではそのスタンドの環境も改善されてはいるだろうけど、大手の企業以外、街の整備工場などで就労している人は今でもブラックギリギリなラインで働いている人もいるだろうと思う。

 

低賃金

上記の厳しい環境に伴わない安い給料も、整備士が増えない昨今の現状に拍車をかけている。紹介した記事によると今では整備士として働いているから、といって車好きとは限らないらしい。

整備士を志す若年層が減っている理由の一つは、過酷な労働環境にある。残業時間が長い上に、国土交通省の調査によれば、「賃金に不満を持つ整備従業員は6割以上」とかなり高い水準にあるのだ。

記事によるとこう書かれている。確かに私の友人知人たちも整備士として働いていたときは賃金の安さ、についてよく不満を漏らしていた。

労働環境も悪く、給料も安い。となれば自然とそこから足が遠のいてしまうのは必然。結果として若い人間が育たず、入らずで、悪い循環に陥ってしまう。

 

車整備設備の高騰化、中小企業はついていけない

倒産する企業も増えている

今の車は何でもかんでもコンピューター管理のハイテク機器ぞろい。場所によっては専用の診断機がなければろくに診断できない事例も増えてきた。

とくに輸入車はこの傾向が顕著でベンツ・BMWは当然、フォードやGMも専用の診断機、テスターをあてなければどこがどう悪いのか?判別するのにかなりの時間がかかってしまう可能性があるうえ、満足に修理もできなくなってきている。

この専用診断機やテスターを揃えるのは高額な投資が必要で、資金力・会社の体力のない中小企業は今後苦しい局面に立たされるだろうことは明らか。かといって何もしなければ時代の並に取り残されてしまうだけ。苦しい状況だ。

実際に倒産する企業も増えているとかで、このままの状態が続けば整備不良の車が当たり前のように町中を走るようになり、深刻な状態に陥る。と紹介した記事はつづっている。

私もその通りだと思うし、整備不良車が増えてくれば車に関する事故も当然増えてくるだろう。今騒がれているブレーキ踏み間違い事故、よりも更に悲惨な、ブレーキが利かなかった。という事例まで出てくるかもしれない。

 

今後は更に自動車のハイテク化が進んで、ますます整備がやりにくくなってくるだろうことは簡単に予想できる。どうにもならなくなってしまう前に、整備士の給料をあげるなり、労働環境の改善をはかるなりを国が先陣を切ってやっていってほしい。

早急な対策を切に願うばかりだ。

 

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