ピレリ、P1チンチュラート~最高評価で価格以上の乗り味

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ピレリP1ラベル

先日轍に乗り上げてパンクさせて以来、スタッドレスタイヤへ履き替えて事なきを得ていた通勤号ソニカ。そろそろサマータイヤの準備をしなければと、タイヤをどうするか悩んでいた。

現在手持ちには3本のサマータイヤと、勢いよく乗り上げてしまったので使えるかどうかわからないアルミが1本。

アルミは中古を1本手配することにして、問題はタイヤ。1本買うか、2本買うか、または大盤振る舞いで4本全て取り替えてしまうか….。

結論から言うと4本全て交換した。理由はもともと装着していたタイヤとソニカとの相性が個人的にアンマッチのような気がしていたのと、1本クギが刺さっていたのがわかったから。

チョイスしたのはピレリP1・チンチュラートだ。

 

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トータルバランスで価格以上の性能、P1・チンチュラート

ピレリのタイヤでスポーティーさを求める

165/55

これまでピレリのタイヤと言えばなんとなくレーシーな、F1のイメージが強かった。逆に言えばそれはど知識がなく、それ以上のことを知らなかった。

ソニカのタイヤ購入にあたり、どのタイヤを選んだらいいか入念に下調べを行った。元々ソニカ純正装着のタイヤはなんとポテンザとのこと。

プレミアムな軽の先駆け的存在であるソニカは走りを売りにしている。ポテンザとの相性も抜群だろう。できれば純正の味を知っておきたいところだけど、ポテンザは少々値が張る。通勤車にそれは贅沢すぎる。ということでポテンザは選択肢から外す。

昨今のタイヤはエコと燃費を重視したタイヤ作りが主流のようで、どのタイヤを見ても燃費が~、転がり性能が~、との記述を多く見かける。

通勤車であるので燃費を重視すると経済的な面では助かるけど、それではソニカ本来の持ち味が活かせないと思い、そういったいわゆるエコタイヤとは違ったタイヤを探していたところ、ピレリに白羽の矢が立った。

ピレリの中でもスタンダードな部類に属するP1・チンチュラートはユーザーのレビューを総合すると耐摩耗性に優れるトータル性能が値段以上と概ね高評価のレビューが多かった。

価格はネットでの最安1本約6,000円前後と安価であり、それで性能も良ければ文句はない。

 

ウエット性能を重視

通勤するのが前提なので乗り心地や静けさのコンフォート性能を犠牲にしてでも、次のタイヤはタイヤ本来の運動性能を重視したかった。

そこでピレリ・P1のタイヤ性能を評価している海外のサイトを見つけた。

http://www.tyrereviews.co.uk/Article/2015-Market-Overview-Braking-Test.htm

http://www.tyrereviews.co.uk/Tyre/Pirelli/Cinturato-P1-Verde.htm

ここでは100kmからのフルブレーキング時で何メートルで止まるか?ドライ、ウエットの制動距離をトータルで評価している。サイズは185/55R15だ。

このサイトでピレリ・P1は54本中なんと1位を獲得している。

ここでの全ての情報を鵜呑みにするわけではないけど、こうした結果が事実として表れているということはやはり相応の性能を持ち合わせていなければ、ここまでの高評価に至ることはないだろう。

ドライ面、ウエット面でも満足した結果が得られそうだ。

 

独特なパターン

P1・パターン

 

P1製造年月日

パターンは独特なものでトレッド面の太い溝が目を引く。見た感じではサイド2本からの排水性もかなり良さそうだ。なんとなく他のタイヤよりも溝の深さが深いような気もする。

サイドはかなり丸みを帯びていた。スポーティーなイメージであったので意外だった。

製造年月日は16年25週のもので、ネットで購入したものだけどそこまで古いタイヤが届かず一安心。

 

良くも悪くも想定通りの乗り味

想像以上にグリップする

P1装着

 

P1装着

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これまで、私が車を乗るようになってから履いていたタイヤはコンフォート性能に力を入れたタイヤばかり。レグノや今キャデラックDTSに履いているプライマシー3など。他にはルマンLM702やプレイズなんかも履いたこともある。

ミシュランプライマシー3のレビューはこちらから。

経験値としてコンフォートタイヤしか積んできていないのでこれらとの比較、ということになってはしまうけど、思った以上にグリップするタイヤだなあ。というのが第一印象。

路面を確実に掴んでいるという感触が強い。ブレーキング時の制動距離が短くなったのがよくわかる。ちなみに以前ソニカに履かせていたタイヤはブルーアースRV-01だ。

ステアリングは思ったほどカツカツな印象はない。適度にゆるい感触でコンフォート感を演出している。

転がり抵抗も少なく感じる。少しのアクセル開度操作でスっと走り出す。

だけどこの点に関してはRV-01の方が勝っていた。アクセルオフでずっと惰性で走りきってしまうようなあの感じ、そこは転がりに評判のあるブルーアースに分がある。

それと通り慣れた道を走っていつものコーナーを曲がるとき、少し曲がり過ぎてしまって慌ててしまった。

 

ロードノイズはやや大きめか?

ここまでいいとこばかりのようなP1、ちゃんと弱点もある。

それはロードノイズが少しうるさい、ということ。ピレリに詳しい人達の間ではピレリノイズ、と呼んだりするそうだ。

走り出してすぐにわかった。特に荒れた路面でもないのにいつまでもサー、という音が鳴り響く。これは気にする人は乗れないかもなあ、と思った。RV-01よりは確実にうるさい。それは間違いない。

スタッドレス程はうるさくはないけど、一昔(10年位)前の同価格帯の国産コンフォートタイヤ、のような印象。

逆に荒れた路面だと気にならなくはなる。

この通称ピレリノイズ、1万kmを超えだしたあたりから更にノイズがひどくなるとのことで、覚悟しなければならない。

 

意外にもソフト

一応コンフォートタイヤ、の部類に属していると思われるこのタイヤ。走りのイメージが強い私にとって最も意外だったのが、そこそこソフトな乗り心地だったということ。

規定の10kpa増しで空気を入れているにも関わらず、段差などで思ったほどガツンとこない。その後、このタイヤは高めの方がいい感触になる、との情報を得て前後とも260kpaで合わせた。それでも思ったほどの突き上げは感じない。




 

高評価な評判も頷ける

ピレリP1・チンチュラートは価格以上の性能を持っているタイヤだと断言できる。多くのユーザー達がこのタイヤを支持しているのがよくわかった。

特に輸入車ユーザーのみなさんはP1を選択することが多いらしい。近所の先代ベンツCクラスもP1を履いている。

走る、曲がる、止まる、のタイヤの基本性能がしっかりしている。価格も安く、摩耗性にも優れているそうなのでコストパフォーマンスに優れていると言えそうだ。

なのでわざわざ高価なタイヤを購入せずともP1を選べば問題ない、ということで「高級タイヤ食い」の面もあるとか。

実際自分も装着してみてそれを実感することができた。サイズ展開も豊富でコスパもいい。フィーリングも問題ないどころか、むしろ向上している。

ただ1つ、ロードノイズの点だけを除けば最高のタイヤだと思う。

余談ではあるけど、今回P1を購入しロードノイズがノイジーだった件で気づいたことがある。それはプライマシー3もノイズに関しては弱い、という部分。

静かなタイヤ作り、というのは日本が作ったタイヤだけの特徴ではないか?と。

静けさ、を追求する車作りはクラウンから始まっている。そして1989年、初代セルシオがデビューし、その圧倒的な静粛性は今でも通用する。それは当時のベンツを唸らせたという。

なのでこういった部分はすなわち国民性なのではないかな?と思うに至った。おもてなしの精神、というべきか。

話がそれてしまったけど、ロードノイズが我慢できるのであれば購入して損することはないタイヤ。もっと日の目を浴びてもいいはず。だけど常に在庫している実店舗が少なく、それも販売促進に繋がらない一因であると思う。

まとめると、突出した性能はないものの、各性能がバランスよく揃っている。それがP1。

あとは排水性を試していないので、経験値が溜まったら追記致します。

 

<4/30追記>

交換してから約1か月以上が経ち、距離も1,500km程は走りました。

その中で感じたことは、やはり価格に対してトータルで性能が良く、安心感のあるタイヤだと言えます。ギュっと良く止まり、グっと良く曲がります。

雨天時の排水性も良く、ある程度は見た目から想像できたものの期待以上でした。聞けばピレリはF1の世界ではウエット用のタイヤということで、その技術をフィードバックしているのか?ともかく雨天時の安心感はかなりのもの。

唯一の欠点を言うなれば、ロードノイズのうるささでしょう。こればかりはどうしようもない、といったところ。ガマンするしかありません。国産タイヤの静粛性の高さに慣れてしまっていると、よりうるさく感じるものと思います。

ピレリP1、チンチュラートは安価で総合性能の高いタイヤだということがわかりました。

ロードノイズさえ目をつぶれば、失敗の少ないタイヤだと思います。

 

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コメント

  1. 一体 より:

    現在、タイヤの交換を考えているものです。
    候補の一つがCINTURATO P1だったので、この体験談はとても参考になりました。

    特に静粛性と国民性の関連はなるほどと思います。良くも悪くもそういった部分にこだわるのが日本ですからね。
    まだP1に決めたわけではありませんが、ノイズ以外は問題なしとのことなので、上位候補になりました。

    タイヤ初心者にもわかりやすい体験記事を、ありがとうございました!
    では、失礼します。

    1. シュウ より:

      コメントありがとうございます。
      現在装着してから1万kmを越えたところです。
      ますますロードノイズはうるさくなってきましたが、それ以外は概ね満足しています。
      溝の減りも少ないように感じられ、やはりコスパには優れていると感じています。

  2. あつしくん より:

    初めまして。
    最近、ピレリCINTURATO P1ヴェルデにタイヤ交換しました。
    16570R14だとAmazonで1本4324円(税込み)でした。
    工賃は7500円で総額25000円でタイヤ交換が出来ました。
    タイヤも17製の42週目のやつで、製造国はロシアでした。
    今のところP1ヴェルデはコスパは良いと感じています。
    乱筆乱文お許しを。

    1. シュウ より:

      ここのところ、ますます私のP1はロードノイズが増していくような気がしています。
      もしかしたら今冬場に履いているブリザックよりもうるさいかもしれません。
      価格以上の安心感を感じられる良タイヤと感じていますが、ロードノイズだけはやはりどうしようもないですね。

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