アクセル踏み間違い防止装置「STOPペダル」希望者に無償で

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アクセルの踏み間違い事故の報道が後を絶たない。年間で約6,000件もの踏み間違い事故が発生しているという。踏み間違い事故のうち40%は高齢ドライバーという話だ。

その多くは足の踏みかえ忘れによるものとされ、何らかの原因でパニックに陥った際に足の踏みかえを忘れてしまい、そのままアクセルをブレーキだと勘違いして踏み続けてしまうそうだ。

こうした事故を少しでもなくす為、現在は比較的安価でアクセルの踏み間違いを防止できる装置がある。以下に紹介していこう。

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ミラリード ペダルの見張り番

12月5日発売

ペダルの見張り番

「ペダルの見張り番」は、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる急発進を防止する装置。本品には、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えた際に、アクセル開度(アクセルペダルを踏み込んだ量)を電気的に制御して誤発進を防止する機能「オーバーアクセルキャンセラー(OAC)」と、アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ際に、ブレーキ動作が優先される機能「ブレーキオーバーライドシステム(BOS)」の2つの機能を装備。制御が掛かった場合にはブザー音で警告してくれます。

急激なアクセル操作に対してはブレーキを作動させる装置が組み込んであり、ブザー音で警告する。というアイテム。全国のオートバックスから発売される。価格は3万9,999円。

素晴らしいアイテムであると思うけど、キックダウンしたいときはどうすればいいのだろう?とふと疑問に思った。高速の合流などで不便にならないだろうか?ON/OFFで任意に切り替えられればいいのだけど、それではこういった装置を装着する意味がない。

装着車種は最近発売された車に限定されるようだ。理由はアクセルが電子化されている車種でなければ装着できないからだ。この辺りの改善がされればもっといい製品になるだけに残念。

適応車種はその都度確認が必要になる。

他、気になる部分ではこの製品はオートバックスでの専売品となっているようですが、開発元である(株)ミラリードが19年1月より事業不振によって事業を停止、3月には破産してしまっているのでアフターフォローなどの面で不安が残る。

破産理由については様々言われていますが1番の理由は本業であるカー用品事業の不振にあるようです。

このペダルの見張り番が思ったほど売れ行きが良くなかったとか。

また、私が調べた限りでは取り付けた車によっては動作が不安定になったりするようでネットでの評価は分かれている様子。中には制御が効きすぎて取り付けたら全く走行しなくなってしまった。といった事例も見受けられました。

そういった本体側の不具合等が明るみになった場合、どこが製品の改修や修理を行うのか?ハッキリしないのが腑に落ちない。

ナンキ工業 STOPペダル

希望者に無償提供

ナンキ工業という中小企業が開発・製造している「STOPペダル」という商品。これもアクセルを強く踏みつけるとブレーキが作動するという仕組み。

この製品の素晴らしいところ、いや、製品というよりこの企業。なんと希望者には無償で提供しているそうだ。昔から近隣の方には無償で提供しており、ここの社長の意気込みが伝わってくる。ニュースステーションで拝見させていただいた。

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※当時こちらの記事執筆時には無償で提供、とニュースで報道されていましたが現在(19,06,09)は無償での提供はしていない?そうだ。

製品の値段は¥99,800。そこから取り付け工賃で約2~3万円かかるとのこと。タクシー車両での量産体制は整っているそうなのですが、一般車両は各々の車で使用する部品が違う為に受注生産となり、生産が追い付いていない状況だそうで納期には1~2か月かかるそうだ。

近頃は問い合わせが殺到しているとのことで気になる方は早めに動いたほうがよさそうです。

自分の車に適合するかどうかも問い合わせが必要になるでしょう。

以下、製品特徴です。

  1. アクセルペダルの構造的問題を解決したペダル装置です。
  2. 運転方法は自動車教習所で教えている運転を基本とするため、今迄どおりです。
  3. 踏み間違えても前進、バック、共にアクセルペダルの踏込で確実に止まります。
  4. 運転者が車を止める気持ちであれば確実にアクセルペダルで止まります。
  5. 電子制御でないので、ご認知による誤作動の心配がありません。
  6. 既存車両、ワイヤー式、電子スロットル式のほとんどの車に取り付けできます。
  7. 短時間で取り付けできると共に、又元に戻すこともすぐ出来ます。
  8. 踏込力の強度は運転者の踏込強度に合わせ無段階で調整できます。
  9. 踏み間違い防止装置の切り替えスウイッチでランプ表示による運転者の注意喚起をします   (防止装置作動中ランプ青色表示、防止装置使用中止ランプ赤色点滅表示)。
  10. 踏み間違えた時、ブレーキの空走時間と空走距離が短く止まります。

~STOPペダルHPより抜粋~

実物を拝見したことがないので確かなことは言えないのだけど、この特徴をもってして尚、無料ということであれば先に紹介した「ペダルの見張り番」よりもよほど優れた商品ではないだろうか。

ワイヤー、電スロ問わずほとんどの車に取り付けられてその上、純正復帰も容易。運転者が止める気持ちでアクセルを踏み込めば車は止まる。という文言、これはアクセルを強く踏みつけたときにブレーキも一緒に連動する機構であるからだろう。

とっさにアクセルを踏み込んだとき、確実にブレーキが作動する機構であれば安全この上ない。「ペダルの見張り番」では電子制御でアクセル・ブレーキを制御するので、誤作動など起こさないか?少し不安が残る。

しかしこのSTOPペダルは100台程しか生産されないようで、希望する人は早めに問い合わせた方がいいかもしれない。

高齢化が進むにつれて表面化

このアクセルの踏み間違い事故は以前からあったが、近年の高齢化に伴ってどんどん事故が増えてきている。マスコミの報道も過熱し、世間の注目も高い。

踏み間違いは周りをも巻き込む事故にも発展するので、一刻も早い対応を車メーカーにはお願いしたいところだ。

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