車のバッテリーの役割~補充電でロングライフ

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デルコ 自動車関連

車のバッテリーを変えてから約3年。早ければそろそろ寿命を迎える頃だ。

エンジンのかかりも変えた最初の頃と比べると少し鈍い。

私の車、キャデラックDTSは週に1回乗るかどうかであとは完全放置。バッテリーにはあまりうれしくない環境にある。ソニカの方は毎日ガンガン乗っている。

今まで車のバッテリーにはあまり気を配っていなかったが、オプティマ・イエローに変えてからは、重要な部品であることに気づく。

いつもは何も考えずにとりあえずサイズの合うバッテリーを買っていたが、今回車のバッテリーについて、ちょっと勉強してから交換してみようと思った。

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車のバッテリーの役割

まず、車のバッテリーとはどんな仕事をしているのか?かんたんにまとめてみた。

エンジン始動

車のバッテリーが担う最大の役目は、車のエンジンをかけることだ。バッテリーはエンジン始動時にスターターと呼ばれる部品に電力を供給し、エンジンをスタートさせることが最大の目的。

各種電装品のサポート

エンジン始動の他、ライトやエアコンなどの電力供給、車の電装品制御のバックアップなど行っている。

このライトやエアコンなどの電装品は一旦エンジンがかかってしまえば、基本的にバッテリーの電力を使用することはなく、車側の発電機であるオルタネーターで電力を作り出し、車上の各種電装部品に電力を供給している。

なので極端に言ってしまえば、1度エンジンがかかってしまえばバッテリーの役目は終わりとも言える。

オルタネーターからバッテリーへ電力を充電

しかし状況によっては車のオルタネーターでまかないきれない場面も出てくる。

その不足した電力をバッテリーで補い、電装品を作動させている。

そうした状況が長期間続いた場合、バッテリーに蓄電された電気がだんだん目減りしてくる。

そうすると次回エンジンをスタートさせる電力が足りなくなる恐れがある。

オルタネーターは各種電装品を作動させながら、同時に余った電力をバッテリーへ充電させている。

そうすることで常にバッテリーは満充電の状態を保ち、車のエンジンを始動させている。

自動車用バッテリーの役割 | 一般社団法人 電池工業会

簡潔にまとめるとバッテリーの役目は

「エンジンをスタートさせる」「電装品の補助」この2点になる。

バッテリーの容量を上げるとどうなるのか?

今回バッテリーを選ぶにあたって、色々と思案した。

どのメーカーがいいのか?容量はどうするのか?結論から言うと結局、純正のACデルコのバッテリーに落ち着いた。

デルコ

そしてこちらが今装備しているオプティマ・イエロー。

オプティマイエロー

このオプティマバッテリーというのは通常のバッテリーとは作りが違い、バッテリー液が入っていない。(正確には染み込ませている。)

バッテリーを動かしたときに中身のバッテリー液がチャポチャポ揺れることは一切ない。

どちらもキャデラックDTS用のバッテリーなのだが、DTSを買ったとき、すぐにこのオプティマバッテリーに変更した。理由は音質向上の為。

高価ではあるけど、このバッテリーにするとクリアな音質に変わる。バッテリーを変えただけでここまで変わるんだ、と変えた当初は驚いた。

バッテリー容量を上げてCCA値を確保する

なぜ純正に戻したのかというと、純正バッテリーの方が容量が大きい。それにCCA値も圧倒的に高い。

CCAというのはコールドクランキングアンペアの略で、この値が大きいほど、寒冷地でエンジンがかかりやすいとされている。

エンジンをスタートさせるのがバッテリーの主な仕事なので、非常に意味のある数値だ。CA(クランキングアンペア)は1000もある。

このACデルコ、79-6mfは

  • CCA:840
  • CA:1000
  • 20時間率容量:88Ah(?)
  • RC:140

対してオプティマイエロー・D1000Uは

  • CCA:765
  • 20時間率容量:55Ah

デルコの79-6mfはアメリカの規格なので20時間率容量の記載がされていません。

やっと見つけたところでは88Ahと記載がありましたが、これが20時間率容量を表しているものの数値なのか、確証がありませんでした。

ですが79-6mfはバッテリークラス的にそのサイズから見るに、最も大きな部類のバッテリーです。

それにキャデラックDTSの最終型に装備されているデルコ・LN4は20時間率90Ahと記載されています。

79-6mfとLN4は大きさも似ているし、そこまで性能の違いはないと思われます。

よって単純比較はできないものの、79-6mfとオプティマ・イエローD1000Uの容量を比較すると、79-6mfの方が大きい。と結論しました。

バッテリーにとって最も重要なCCA値が79-6mfの方が高いのは確かだし。

何故今回大きな容量のバッテリーを求めたのかというと、とある知人に、容量が少ないと電圧降下を起こしたときに流れる電流が少なくなるのでは?と指摘されたから。

今の車は電子制御ありきで、電気の力が司る割合はとても大きなものです。

少し前にサイバーナビが不具合を起こし、その1件で電気の力とか流れというものをもうちょっと詳しく明確に理解してもいいのではないかと思いました。

車の電流の流れが少なくなれば電装品に様々な不具合を起こす可能性があります。

サイバーナビが故障したとき、ナビの電圧表示計には10.5v程しか表示されていなく、稼働範囲ギリギリでした。(その時の故障の原因は別にありましたが….。)

そこでバッテリーを純正サイズに戻して容量を適正な数値に戻せば健康な?電気の流れができあがるのでは?と考えたのです。確証はありませんけど。

バッテリーの容量を増やせば蓄える容量が増えて、それだけ恩恵を受けられるとか、あまり増やしすぎるとオルタネーターの発電・充電が追い付かなくなるとか、様々言われていますが、やっぱり増えていく分にはメリットが多いと思います。

逆に減らしてしまうとあまりメリットはないし、容量が少ない分バッテリー上がりの危険性も上がります。なので今回は容量の大きな79-6mfへ決めました。価格もわりと安いし。

メーカー毎の違いは?

国産製はやはり信頼性が高い

本当はデルコ以外のバッテリーも考えていたんです。ですが適合バッテリーが少なすぎて、デルコにせざるをえませんでした。

やはりパナソニックのカオスや、古川バッテリーなどの国産は信頼性がとても高い、と言われています。

長持ちしたりして、品質ごとのバラツキが少ないようです。逆に海外産は危険だ、とされています。

その中でもACデルコはトヨタなどのディーラーが取り扱っていたり、GMでは純正採用されています。それだけ信頼度は高い、ということですね。

キャデラックDTSはサイドターミナル型のバッテリーを採用しているので、どうしても国産バッテリーは装着できません。

配線加工すれば何でも取り付けは可能ですけど、バッテリーが室内置きなのです。(リアシート下)

すると今度はバッテリーからの排気をどうするか?の問題が出てきます。

バッテリーは微量な水素ガスを発生させているので、室内置きするにはこのガスの問題をクリアしなければなりません。

純正バッテリーである79-6mfは車両側から排気の為のゴムホースが出ていて、それを接続することでガスを車外へ排気する仕組みになっています。

もうあれこれ考えるのは面倒だ、ということで純正バッテリーを選びました。

ちなみにオプティマバッテリーは完全密閉型のバッテリーなので、排気ガスが発生しません。

バッテリーの充電<CTEK MUS4.3>

初期充電を行う

新品バッテリーも最初に充電が必要だ、と言われています。

店頭に並んでから購入されるまで、時間が経てば経つほど放電してしまってバッテリーの中の電気がなくなっていきます。

話によれば店頭に置かれたバッテリーは半年間売れずにいると、一旦メーカーに送り返すそうです。

ですので私もせっかくの新品バッテリーの性能を120%満足に使い切るため、初期充電をします。

見難くて心苦しいのですが、購入した79-6mfの電圧です。

「12.5」あります。新品バッテリーは12.5~13.0vの電圧があればOKなので、とりあえずは大丈夫です。デルコ電圧

79-6mf充電

オプティマ・イエロー用に購入した充電器、CTEK MUS4.3です。使いやすく、とても重宝しています。これで79-6mfを充電します。

サイドターミナルをクランプできるか心配でしたけど、画像のようになんとか挟み込むことができて一安心。

79-6mf充電終了

翌朝見てみると充電終了していました。新品なのに結構時間がかかりました。

79-6mf充電後電圧

充電終了直後の電圧は「13.2」vあります。

ちょっと高いようですが、充電直後は正規の数値より少し電圧が高くなるのでしょうか。

車のバッテリーは残容量が満充電状態から70%を切ってしまうとバッテリーが上がってしまい、大幅に基本性能が低下します。

車のバッテリーには気を配っていない方も大勢いらっしゃるかと思います。ですがバッテリーは車のエンジンを始動させる重要な消耗品です。

もし外出先で突然エンジンがかからなくなってしまったら、事後処理が大変です。エンジンがかからない車はただの鉄の箱になります。

ちょっとエンジンのかかりがおかしいな?など、少しでもおかしく感じたら早めに交換する方が吉です。

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