意外と知らない?タイヤの適正空気圧とは?

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自動車関連

自分の車の適正な空気圧のことをどれだけの方が知っているでしょうか。

ドアを開けたところの数字に合わせればいいんじゃないの?と考えている人が大勢でしょう。

結局のところはそれでOKではありますが、ここではもうちょっと詳しくお話していこうかと思います。

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知っててほしいタイヤの空気圧の話

規格のこと

JATMA規格

JATMA規格は日本のタイヤの規格です。
JATMAとは「一般社団法人 日本自動車タイヤ協会」
Japan Automobile Tyre Manufacturers Associationの略称です。

<JATMA規格の会員企業>
株式会社ブリヂストン    ( BRIDGESTONE )
住友ゴム工業株式会社    ( DUNLOP )
横浜ゴム株式会社      ( YOKOHAHA )
東洋ゴム工業株式会社    ( TOYO TIRES )
日本ミシュランタイヤ株式会社 ( MICHELIN )

ETRTO規格

ETRTO規格は欧州のタイヤの規格です。
ETRTOとは「欧州タイヤとリム技術機関」
European Tyre and Rim Technical Organisation の略称です。

ETRTO規格の中には通常のスタンダード規格の他に、もうひとつ規格があります。

エクストラロード・レインフォースド規格

エクストラロード(eXtra Load)
通常よりも多く空気を入れられる構造であり、内部構造を強くすることで多くの空気を入れることが可能になった強化タイヤの規格です。XL規格と略す場合があります。

レインフォースドRe in Forced)

エクストラロード、レインフォースドのどちらも同じ規格のことですが、製造しているタイヤメーカーによってどちらの名称を使用しているかが違います。

規格の見分け方

エクトラロード規格のタイヤ
ETRTO規格のタイヤ

以上のように乗用車に限っては3つの規格が定められていています。

それぞれの規格は外観上、サイドウォールから判別が可能です。

「E」マークの刻印がある場合、それはETRTO規格のスタンダードタイヤです。

加えてEXTRA LOAD/REINFOCEDの文字がある場合、ETRTOのエクトラロード・レインフォースド規格です。

上記の刻印や文字がない場合、JATMA規格のタイヤです。

簡単に言ってしまえばEマークの刻印、エクトラロードなどの文字がない場合は全てJATMA規格のタイヤということになります。

タイヤの適正な空気圧とは?

ここからが本題です。

多くの人が運転席ドアを開けたところに貼ってあるステッカーに記載されている、指定空気圧の値を目安に、タイヤの空気圧調整を行うことと思います。

ですがこんな話は聞いたことがないでしょうか?

・高速走行を多用する人は指定空気圧よりも10%(1割)程、空気圧を上げた方がいい。

・扁平の薄いタイヤ(30~35)の空気圧は300kpa位がいい。

・空気圧を上げた方が燃費が良くなる

などなど、タイヤの空気圧にまつわるこういった話は車好きの間でも耳にしますし、先輩達から先人の知恵、的なニュアンスで実際に教わったという方も多いでしょう。

実際に私も10年以上前に履いていた225/40-18ではお店のスタッフに勧められて「280kpa前後がいいですよ」と言われ、常に280~300程度の空気圧にしていました。

そのままの感覚でなんとなく「18インチには280kpa前後の空気圧で….」

という考えで今まで入れてきてしまっていました。

ですが20インチが純正タイヤというのも珍しくない昨今、前車のキャデラックSRXクロスオーバーが20インチ、今乗っているキャデラックXTSも20インチ….

XTSの指定空気圧はラベルには240kpaの記載があります。

実は自分の考えは間違っていたのか?本当のところは一体なんなのか?

と考えるようになり、色々と調べてみました。

エクストラロードは指定空気圧を変える必要がある?

こちらをご覧ください。

空気圧別負荷能力対応表 - タイヤ交換 - タイヤを知る(乗用車用) - 株式会社ブリヂストン
ブリヂストンの乗用車用タイヤ交換に関するページ。エクストラロード規格(XL規格)・レインフォースド規格(RFD規格)とスタンダード規格の違い、空気圧別負荷能力一覧表などを紹介。

JATMA規格のタイヤからエクストラロード・レインフォースド規格のタイヤに履き替える場合、純正指定された空気圧ではNGな場合があります。

理由はタイヤの負荷能力が違うからです。

エクストラロード・レインフォースド規格のタイヤは強化されたタイヤなので、純正指定された空気圧を充填しても十分な耐負荷能力が得られない可能性があります。

要するにタイヤの性能を発揮できない、ということです。

それを上記サイトの一覧表から指定空気圧から変換し、エクトラロード・レインフォースド規格のタイヤに準じた空気圧に設定する、という作業が必要になります。

ここのサイトでは簡単に変換した数値を計算できます。

ロードインデックス適正空気圧計算ツール - 気ままにMyRoad
乗用車のタイヤのロードインデックス適正空気圧計算ツールです。純正タイヤのロードインデックス(Li)、指定空気圧、交換タイヤのロードインデックス(Li)を入力すると、交換後のタイヤの負荷能力を満たす適正空気圧などが確認出来ます。インチアップし...

一覧から調べるのは面倒、という人はここを使ってみてください。

タイヤ指定空気圧から±10kpa程度にする

本当の部分での適正空気圧というのはドライバー個々の好みの空気圧で、ということになるのですが

上げすぎれば跳ねたような感じになってしまい、低すぎれば確かに突き上げ感は緩和されますが最悪タイヤが外れてしまう、なんてことにもなりかねません。

私が調べたところ、空気圧は指定された空気圧から基本的には±10kpa位にしておくのが好ましいようです。

極端に上げすぎたり下げすぎたりするとタイヤも痛めてしまい、あまりメリットはありません。

ちなみにですが空気圧を高くすると燃費が良くなる、というのは微々たるもので実際にはほとんど影響しないという話もありました。

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